::::2020年登山記録::::

  2020年 12/19(土)曇/晴  【椿山】レベルA   11

弥生町は私の故郷だ。小学生のころ数人で弥生の長畑部落から椿山に登ったことがある。北方遠くに富士山が見えて「あッ富士山が見える!」と下級生が喜ぶと上級生から「あれは大分にある別の山じゃ」と云われ、少しがっかりした記憶がある。九州から富士山が見えるはずもないが由布岳は富士そのものだった。 

今回は本匠の風戸部落からのコースを登る。林道入口に車を止め出発。林道歩き40分で登山道の尾根に取付く。斜面が広範囲に伐採され明るく見通しが良くなっているのは良として、伐採作業道が縦横に造られているため登山道が分断されルートがわかり難くなっている。

斜面を100m程登ると林道(作業道)を横切るのだがこの先の取付きが分かりづらく、全くトンチンカンな場所を強引に直登してしまった。地形は単純なので直ぐ正規ルートに戻り、後は急登を頑張って尾根にでた。アップダウンの尾根歩き10分で山頂に着く。冬枯れの木々の間からわずかに眺望が利くが曇っていて下界も山容もよく見えない。

下りは慎重に正規ルートを探り、間違った所もしっかり確認した。次回来る機会があれば上の取付き点をロープで補強する必要があると思う。

写真

登山口/林道歩き

伐採跡/採石場が良く見える

林道だらけ/登山道に取付く

岩場もある/山頂

遠くに佐伯湾を望む/寺屋敷跡

 

寺屋敷跡散策/途中で拾った松ぼっくり(大きい)

  2020年 12/12(土)曇/晴 【霊山】(納山会) 

レベルA 22

12/12は当初の計画では大分市内での忘年会の予定だった。しかし毎日のニュースでは新型コロナ3波とみられる患者の発生が話題になっている。11月末には予約したお店の支配人から「こう云うご時世ですが本当に来てくれますか?」との問合せも来る。諸般の事情を考え、お店には申し訳ないが店内での会食を中止し野外での昼食会に変更する事になった。近場の霊山ならお昼ごろには下りてこられるので七瀬公園で仕出し弁当の昼食会をすることとする。

七瀬公園に集合後車移動、蕨野部落の日枝神社から登山スタート。運転手は車を霊山寺の駐車場まで上げテレビアンテナの建つ展望所で登山道を登ってくる本体を待つことに。やがてリーダーのFさんを先頭にドヤドヤと元気な一団が上がってきた。霊山は最近登る人も増えて愛好会のグループもいくつかあるらしい。誰か彼かが登山道の整備や山頂ベンチの設置をしてくれている。麓の田尻小学校をスタート地点にするなら2時間、霊山寺からは1時間ほどで山頂に着く。その時の体調に合わせてコースを決められるので訓練として登るのにも適当な山と言えるだろう。山頂からは西側の宇曾山・障子岳が見え、チョット足をのばして第2展望台まで行けば高崎山、大分市街を一望する事ができる。

帰りは南登山口へ下り、林道歩き20分で霊山寺に着く。境内のモミジが見頃で素晴らしかった。

下山したらお弁当が届いていて七瀬公園で昼食会。今年の例会山行参加優等生を表彰して和やかな納山会となった。

(写真)

35分で展望所着/サザンカのトンネル

それなりに登りがある/山頂は近い

山頂/②山頂

障子岳・宇曾山/第2展望所 

大分市街/霊山寺駐車場のモミジ

モミジ公園/表彰式

 

お弁当/楽しい昼食会

2020年 12/6(日)晴れ【高崎山】

 レベルA 13

 

 銭瓶峠から登れば片道1時間ほどで山頂に着く。山頂部の紅葉は既に終了していたが道中の登山道には紅葉が残り心癒される山行をすることができた。 

 10時出発。ゆるゆると登って行く。登山道沿いの雑草が刈られとっても歩き易くなっている。落葉した木々の間から大分市街が見える様になると山頂は近い。城跡と云われる山頂台地も雑木が切り払われ居心地も眺望もよくなっていた。足元の田ノ浦ビーチはニュ―ジーランドの何処どの一部を切り取った景色の様に見える。 

 由布・鶴見を借景にした別府市街、向こうに日出の山並み、山頂からの眺めにしばし見入り話が弾む。山頂広場で弁当をとり12時半には下りてしまったが楽しい山行だった。

【写真】

七瀬公園で会ったサンタライダー/銭瓶峠から歩く

上の駐車場に着いた/駐車場から仰ぐ高崎山 

登山道沿いの紅葉/田ノ浦ビーチ            

別府と日出の山並み/由布・鶴見と別府市街        

山頂記念写真/山頂風景         

 

紅葉/②紅葉     

2020年 11/21(土)晴 【ゴジラ岩~鷲巣岳】 レベルB‘ 8

国東半島の山は低山でも奇岩・怪石が立ち並び人を寄せ付けないような岩峰が多い。地元の愛好家によって開拓され、知る人ぞ知る「ゴジラ岩」へ登り鷲巣岳へと縦走する。足元が濡れていたりしたら危なくて、とても歩けるルートではないが、幸い好天にあたり岩稜の稜線歩きを楽しむ事ができた。 

今回のコースは初めと終わりは一般登山道で踏み跡もあるが、核心部はほとんどミステリールートとなる。林道から山に入り道なき斜面を直登、尾根に出るとストックを仕舞う、ここからがハイライトで急勾配の細い斜面を攀じ登り、岩場のアップダウンを繰り返す、緊張と安堵と絶景に一喜一憂しながら岩尾根をたどる。ゴジラ岩の岩塊に驚くもその背中を這い上り、太郎天岩からの展望・絶景に驚嘆しばし見とれる。地形の成り立ちに話が弾むうちに記憶のある場所に出たと思ったら阿弥陀堂越えだ。メーサの鷲巣岳が異形な三角錐に突き上げて見える、鷲巣岳への通常ルートは大河内地区からだが南から登るのも面白かろうと進む。やがて70mの岩壁にぶち当たり、行く手を阻まれる、地図をじっくり見ると一ケ所だけ岸壁の切れた部分がある、岩壁ではないと云うだけでほぼ絶壁に近い斜面を皆の団結力で攻略し鷲巣岳台地に這い上がる。

「マイッタワ(>_<) もういい年なんじゃけん勘弁して!」「(あの世に)逝きそうになったわ!」と軽口をたたきながらまだまだ余裕のある仲間が心強い。スリル満点・危険度100%の初ルートの感想はまずまずの様だ。鷲巣岳先端の展望所からの景色も素晴らしかった。途中にある大不動屈に寄り道し無事下山する。

【写真】

尻付観音から出発/初めは林道歩き

道なき道を登る/ゴジラ岩

ゴジラの頭/ゴジラの背中をソロリと登る

緊張の岩場歩き/岩場の連続

鷲巣岳、沖に姫島/国東独特の地形       

 鷲巣岳(石仏の前)/大不動岩

2020年 11/8(日)晴れ【由布岳お鉢周り】レベルB (17人)

 由布岳と云えば恒例によりリーダーはTさん、大人数なので少しペースを落とし気味にお願いして(8:30)正面登山口を出発する、天気良好、登山者は多い。 

 登山口から合野越えまでの紅葉が見頃となっている。登山道は良く整備されていて歩き易い。森林限界を過ぎた先で由布岳625回目と云うYさんとすれ違う。会員のWさんが9月に800回を超え、本日のリーダーを務めるTさんが150回をクリアしているが、由布岳には何回も通う魅力があるのだろう。 (10:40)マタエに到着、お鉢周りの始まりだがまず西峰に向かう。リーダーのTさんから「緊張感を切らさないように」と激を受け岩場に取付く、要所要所に鎖が付いているし程よい足場、持ち手があるので注意深く登ればそう難しくはない、岩場が不慣れでと心配する人もいたが結構上手く登っていた。 

 西峰では記念写真のみ撮り大崩れの方に下り広場で昼食にする。ここからお鉢周りの核心部(剣が峰)の縦走になる。鋸状の岩場は基本的に岩の上を越して行くのがポイントだ。落ちたら大ケガ間違いなしなので慎重、無口、四つん這いで頑張る。先頭組は早や痩せ尾根の上に到着しているようだ。1時間少々で東峰に飛びだす。早々と到着した健脚組は世間話に夢中でお疲れ様も言ってくれない。 

 何はともあれ今日の大仕事を無事終え一段落である。久々のお鉢周りに満足し多くの登山者で賑わう山頂を後にする。

【写真】

出発時の由布岳/草原の中を進む

岩場に取付く/鎖に頼らず登る

西峰山頂/緊張する剣が峰

最後の難所/東峰

賑わう山頂を後に下山開始/①紅葉

 

紅葉/③紅葉 

2020年 10/18(日)晴れ 【三俣山】レベルB  19

紅葉を求めて三俣山へ。(8:30)長者原駐車場は既に満杯状態になっていた。少し離れた空地に車を止め出発。スガモリへのコンクリ―ト道を少し進むと林道は7月豪雨の土石流災害によりズタズタ状態、何か所も河原のようになっている。先に偵察に来た時、工事関係者がいて「砂防ダム工事をして道は綺麗にします」と言っていたが、まだまだ手付かずの様だ。

道路の荒れ様に躊躇して引き返す若い女性に「道は心配ありません、一緒に行きましょう」と誘う。福岡の大刀洗から来たという彼女らは気を取りなおして私達に同行、中々健脚で山頂ピストンの予定を変更し最後まで一緒に歩く事になる。

スガモリ越えで大休止後三俣山へ取付く、途中で下山してくる人の中にえらいニコニコした人がいるなアと思ったら坂ノ市のYさんだった。混雑を予想して随分早くに登り始めたとこ事。 西峰の台地で早めの昼食をとり本峰に向かう。色づいている山頂部の景色を見るに紅葉が大いに期待できそうだ。(12:00)山頂着、大鍋の周辺は錦繍にそまり、まさに絶景の様相に色づいていた。大鍋の底からの景色も又素晴らしかった、紅葉を堪能して帰りは雨ケ池へ下る。週間程しかない紅葉期と天候が合致して楽しい山行だった。

【写真】

長者原出発/河原となった登山道

どこが道やら?/渡渉は問題なし

山頂からの景色/山頂(人多し)

大鍋の底/底からの景色

錦秋/お鉢周辺

 

大船山/三俣山

2020年 10/4(日)曇り【釈迦ケ岳・御前岳縦走】レベルA 10

 釈迦ケ岳・御前岳は日田の前津江にあり福岡との県境に位置する。最近の例会山行は結構ハードな山登りが続いたので本日は軟弱コースにした。道は若干せまいが舗装された林道をたどり気象観測所のドームが建つ普賢岳まで車を上げる。スタート点が1200mで釈迦ケ岳は目の前にある。15分で一座目の釈迦ケ岳山頂に着き何だか申し訳ない感じもする。2座目の御前岳が北西に見える、かなり遠くに感じるが2km1時間ぐらい行けるらしい。ミニ岩場・ミニ急登そして適度なアップダウンの縦走路歩きはとても気持ち良い。 何人かの登山者とすれ違いながら最後一登りして御前岳(権現岳)に着く。 

 若い女性が一人コーヒーを沸かし山の余韻にひたっているところに、オジサン・オバサンがドヤドヤと登って来て、「一人な?」「どこから来たんな?」「カメラのシャッターを押して!」など頼まれ、さぞやうるさかった事でしょう。Nさんからお饅頭の差入れがありそれで小腹を満たし、ひとしきり騒いだ後来た道を引き返す。

 往復2時間45分、歩き足りない人もいたかもしれないが本日の山行はこれにて無事終了。

【写真】

出発地点/釈迦ケ岳(1230m)

御前岳と縦走路/小さい秋

ここのスズタケも枯れている/最後の一登り

御前岳(1209m)/岩場(意外と歩き易い)

鎖場が数か所あり/登山口で昼食

2020年 9/26(土)曇り 【障子岳:1709m】レベルB21名)

 祖母・傾縦走路の中間にある障子岳は大分・宮崎の県境に位置していていくつかのルートがある。大分側から登る場合は黒金尾根経由か古祖母経由になるので結構ハードな山行となる、今回は行き帰りの道中は若干回り道になるが歩行時間を短縮できる宮崎側から登る事にした。大分から竹田―荻経由で高千穂に出て四季見原キャンプ場を目指し、四季見橋のたもとに車を止める、遠いか近いか2時間半で着いた。 

 左の尾根を登る三尖―黒岳経由は変化があって面白いのだが岩場のある長丁場なので厳しい、安全策をとって真ん中の旧道ルートを行くことにする。危険な所はないが延々と登りが続き親父山まで80分かかる。親父山から障子岳までは思ったより近く30分程だ。天気が良くなるとの予報に反しこのころからガスが発生して周りの景色が全然見えないのが残念。 

 昼食を取りながら天気の回復を待つも時間切れで待ちきれなくなり親父山まで下る。ここから右尾根の新道ルートをとり林道を横切り駐車場に14時に着いた。本日の参加者は21人と久々の大人数で他の登山者とすれ違う場合に迷惑をかけるか?と心配したが13人しか会わなかった。 帰路は黒原越えで五か所に抜ける。途中、春に白いアケボノツツジが咲くと云う事で少し有名な赤川浦岳の登山口を確認して次回の楽しみとする。

【写真】

四季見キャンプ場のヤマボウシ/四季見登山口

20分の林道歩き/林道から分れ山道に入る

親父山/「B-29墜落地」の案内板

にわか勉強中/縦走路は風倒木が多い

障子岳山頂/赤川浦岳登山口からは阿蘇が良く見える

2020年 9/19(土) 曇り 【木山内岳】 健脚コース 13

 藤河内キャンプ場の駐車場から出発、涼しげな渓谷をチラチラ眺めながら歩き、途中の木橋から対岸に渡る。ここの木橋は朝方濡れていることが多いので気をつけないと危ない場所だ、たまに事故も起きている、私達は木橋を渡らず下の谷を渡った。 渓流に沿って登り1時間半ほどすると観音滝分岐に着く、ここまでは遊歩道になっていて比較的歩きやすいが先の大水で荒れている所もある。観音滝が初めての人もいるので寄ってみた。落差74mの滝は迫力満点で見ごたえ十分だ。 

 ここからは本当の山道で急登―渡渉―ガレ場―沢歩きー渡渉―急登と変化はあるが歩きにくい、ルートを見失いそうになりながらも喜平越の尾根に着きホット一息つける。あともう少し、左の尾根をたどり35分で鈍調な山頂に到着した、頑張った感十分である。右手の樹幹越しには大崩山の小積ダキが見えた。登り4時間、下山3時間半の結構厳しい山行だった、翌日筋肉痛になった人多数あり。

【写真】

準備体操は怠りません。/渓谷を眺めながら歩みは慎重に。

滑りそうな二つ目の木橋/藤河内渓谷。

観音滝上部/観音滝下部

滝の上を横切る/荒れた涸れ谷

渡渉が続く/喜平越を後に最後の登り

 

木山内岳山頂/気の抜けない下り

 

2020913日(日)曇り 【立中山縦走】 14

 本日の山行目的は二つ①7月九州豪雨後の登山道の確認、②4/11にあった立中山の山火事後のミヤマキリシマ現状確認である。先の豪雨で吉部登山口も周辺道路が陥没して通行不能の状態だったが今は復旧していて有難い。登山道は大雨に洗われ荒れているが大きな障害はなく坊ケツルまで行くことができた。法華院山荘横の崩壊はひどくロッジが数棟土石流に流されている、大雨直後は何処が登山道かわからない状態だったが急ピッチの作業のおかげで土砂が片付けられ道らしくなりつつある。バラバラになっていた木道も整備され道をふさいでいた流木も撤去されていた。問題はこの先で白口岳山麓からの大きな土石流で登山道が河原になっている場所に出る、300m上方から崩壊し土石流となって流れ落ち幅50mのごろ石の河原になっている、水の力にただ驚くばかりだ。地形を見ながら河原を横切ったり逆登ったりし正規の登山道に合流する。人が歩けばそのうち登山道らしくなるのだろうがガスが出たら向こう側の取付きが見えないので慣れない人は危ないかもしれない。 

 鉾立峠で昼食をとり立中山に向かう、火事場の後は夏草が茂り一見普通に見えるがミヤマキリシマは黒く枯れている。しかしよく見ると下部の方では新芽が出ているので死んではないようだ、早い復元を願うばかりである。 

 下りは大船方面に向かう、一旦下り鉢窪の横をかすめ登りになる、1400m辺りで大船への道と合流、そこから下り30分で坊ケツルに出る。大船林道を歩き途中から山道に入り吉部登山口に到着する。レベルBの計画だったが健脚コースに近い厳しい山行だった。

【写真】

吉部登山口/取付きの急坂を登りきって一息

坊ケツルに入る/坊ケツルの真中あたり

法華院山荘横の崩壊地/土石流に流された山小屋

復旧整備された木道(感謝)/第一崩壊地を横切る

土石流の凄さを感じる/第2崩壊地(浮石・倒木多い)

焼け焦げたミヤマキリシマ/立中山山頂

 

ススキの穂に秋を感じる

2020年8月29(土)晴れ【犬ケ岳、経読岳】  16

 

 中津と豊前の県境に位置する犬ケ岳・経読岳に登る。耶馬渓側の相原登山口をスタート地点とし、健脚の人なら一日で両方登る人もいるが、本日の私達は笈吊峠で①犬ケ岳と②経読岳に分かれて山頂を目指した。 

 8:50班・②班そろって出発、年々荒れてくる林道を40分歩き本格的山道に取付く、急登の登山道を40分で笈吊峠に着く。ここから①犬ケ岳組(12人)と②経読岳組(6)に分れ別行動になる。実質2座の山行計画になり参加者には希望のコースを選んでもらった。①犬ケ岳コースにはスリル満点の鎖場があり②経読岳コースは犬ケ岳より1時間程行程が長くなる。

 

(*犬ケ岳コース:12人)

笈吊峠を出発してすぐ鎖の付いた岩場が現れる、右手に巻道もあるがとりあえず本日のメインである鎖場に向かう。 岩壁は垂直で見上げる鎖はかなり上まで延びている。ため息が出るが冷静に見れば足場はしっかりあるようだ。覚悟を決めて鎖に取付く、みんな真剣でこの時ばかりは冗談を言う人はいない。10分程で全員50mの鎖場を突破、必死の大仕事が終わりホッとする。この後は展望のほとんどない尾根歩きとなり三ノ岳を越し最後の急登を登ると犬ケ岳山頂に着く。残念ながら山頂も眺望はない。 

 昼食が終わり下山の用意をしている時に経読岳組から山頂に着いたとの連絡が入る。コースタイム通り順調の様だ。下山も同じ道を通るが鎖場は巻道と鎖にわかれた。尾根では時おり風も吹くがまだまだ残暑は厳しく汗ビッショリの山行だった。

写真

年々荒れていく林道林道

笈吊峠①鎖場

鎖場山頂

下りの鎖場

 

(*経読岳コース:人)

 笈吊峠で犬ヶ岳と別れ樹林、小尾根のアップ、ダウン。6人なので行動が早いが

 

 日陰とはいえ暑い。汗が噴き出す予定より早く山頂に到着。三角点を確認し下山。途中の視界が開ける場所で遠景を楽しんだり、茶臼山の山頂標識を確認したりで笈吊峠へ。此処から本格的な下り、作業道にてひと休み。作業道の下りも長く感じた。登山口に着くと全身汗、今日は良く水を飲みました。

2020年8月9日 四国・剣山(刀掛の松コース) 岡崎単独

 

6:10)剣神社 ― (6:35)祖谷川分岐 ―(7:20)西島 ― (8:00)刀掛の松 ― (8:40)剣山ヒュッテ ― (9:30)剣山 (10:10)次郎笈峠 (10:40) 次郎笈 (12:30)次郎笈峠 (13:00)二度見展望所 (13:30)剣山御神水 (13:50)大剣神社 (14:00)西島駅(リフト乗る) (14:10) リフト下車 下山完了 

 ひとり登山も良いものですが。今回は、石鎚山に登った時にお友達ができたので、その人と一緒に楽しく剣山に登ることにしました。

 登山コースは、とても整備されていて、やさしい感じがしました。剣山ヒュッテの人の応対も、とても優しく、山頂近くにあるトイレの綺麗さには、びっくりしました。

 頂上では霧がかかって、まったく山の景色は見られませんでしたが、頂上から次郎笈への稜線は、とても素晴らしくて、お友達と一緒に何度も稜線の前を見たり、後を振り返ったりと、とても魅せられました。

 次郎笈に到着したら、霧もなくなり、山の景色を堪能できました。山行予定通りで下山しようとしましたら、お友達が次郎笈の景色がとても良いので、もう少しいたいと言うので、お話もはずみ楽しい思いができました。

 

 楽しい思い出の剣山となりました。この山には、また戻って来たいと思うことができました。下山の最後は、リフトに乗りました。

 202082日(日)晴れ 

  【猪瀬戸:オオキツネノカミソリ観賞】 10

梅雨あけを待ちわびてオオキツネノカミソリの花散策に行く。7月山行が2回とも雨で流れてしまったので久々の定例山行となる。

現地8時到着、涼しいうちにと云う思いが同じなのかすでに数台の車が止まり先客の訪問者がいるようだ。まず草原のハンカイソウは?と眺めるにほとんど終わった状態で少しがっかり、果たして「オオキツネノカミソリ」はいかにと不安な気持ちになりながら奥へ進むと杉林の中は見事な橙色に埋め尽くされ幽玄な雰囲気を醸しだしている。皆さん毎年来ているのにやはり感動し声が弾んでしまう、昨年よりも山の斜面に向かってお花畑が広がっているように感じた。 

福岡の知人から「井原山麓にオオキツネノカミソリの群落があるけど猪瀬戸の方が素晴らしい」との情報を受け何だか嬉しくなる。保護に尽力されている地元の皆様に感謝です。「キツネノカミソリ」と「オオキツネノカミソリ」の違いについて講釈を聞きながら小一時間ゆったりと花観賞を楽しんだ。

この後は志高湖に移動して湖畔散策をする。世間ではキャンピングが流行っているらしくコロナ禍を忘れたかの様に湖畔はテントで賑やかに埋め尽くされている。花を愛でながらブラブラ歩き、途中の木陰でスイカを切って喉を潤す(萩原のMさん曰く:スイカにもぜんざいにも、ましてや玉ねぎの配給など一度も出会ったことが無いと嘆く人もいるが、たまたまゲスト参加して当たる人もいる)

本日は山登りらしい事をしてないので歩き足らないのか「今から由布川渓谷に行こうえ!」と云う声もあるが、まだまだロープワークの練習が待っている。基本の八の字結び、ボーラインノット、緊急ハーネスの作り方、最後は肩がらみでの懸垂下降の訓練をする、指先と頭を使ったせいで程よくくたびれたのか昼食後は「もう今日はこれぐらいでいいでしょう」と云う声多数。 帰りにお菓子の菊屋工房に寄り甘いモノを補給して「軟弱ハイキング」は無事終了となりました。

【写真】

猪瀬戸の草原/最後のハンカイソウ

オオキツネノカミソリ/②オオキツネノカミソリ

オオキツネノカミソリ/歩く花の妖精?(緑の服に橙色のザックがピッタリ)

志高湖散策/暑い時にはスイカ~

ロープワーク/②ロープワーク

 

ロープワーク/キツネノカミソリ(志高湖畔)

 

2020722(晴れ) 【石鎚山】 岡崎単独

 

8:00石鎚山ロープウェイ(下谷駅)⇒8:20石鎚山ロープウェイ(成就駅) (8:40)石鎚神社中宮成就社 (9:40)八丁部鞍部 (10:20)試し鎖

(10:40)剣山 (11:20)夜明峠 (12:40)弥山 (14:30)夜明峠 (15:20)八丁部鞍部 (16:00)石鎚神社中宮成就社 16:20石鎚山ロープウェイ(成就駅) (17:00石鎚山ロープウェイ(下谷駅) 

 

登りの試し鎖で体力を消費してしまい、一の鎖、二の鎖、三の鎖は鎖場を断念して迂回路経由で弥山に登頂しました。弥山の先、天狗岳にもチャレンジしましたが、頂上手前の岩場で怖くなり断念しました。

下り途中、左太ももがつりましたが会の先輩にもらっておりました68番とポカリスエットを飲んでどうにか回復しました。さらに足のつま先もつりだしたのですが、ここは酸っぱい行動食を食べたら治まりました。

 最後の難所、試しの鎖で鎖を手放してしまい2mほど滑落しました、幸い地面が近かったので大事にならず助かりました。死んだかと思いました。滑落する時は「ぎゃあ~」と死に際の声を出してしまいました。ひとり登山は危険ですねぇ。足がつった時はどうなるかと思いました。

 そうとう疲れましたが労山で教えてもらったことが教訓になり助かりました。

(写真)

2020年 621(日)曇り【祖母山】神原コース(健脚)16名   

(♭四度目の正直 #オオヤマレンゲは満開)

 2度ならず3度、今回4度目でやっと祖母山への例会山行が実現した。ここ3年間尾平コース・神原コースと山行計画に入れるも天気不良のため中止になっていた。ルート途中に渡渉があるので雨が降ると下山が心配で流れ流れていたのだ。個人山行では登っている人もいたが会としての定例山行で実施する事ができホッとしている。

 20台程止まれる神原駐車場は満杯状態、すべり込みセーフ。少し遅れた方は下の一合目滝近くにできた第2駐車場に止めて歩く事になる。 

 Kさんをリーダーに8時出発、Kさん足が長いので「ゆっくり行ってよ!」「急いだらいけんで」と女性陣から注文が入る。前々日まで雨だったので神原川は水量多く沢音も大きい、所々で見える滝は迫力あり力強い、祖母原生林の奥深さを味わいながら5合目小屋まで30分、Kさんのリーダー中々好評の様だ。 木道階段を過ぎると10mの沢が現れる、普段は涸谷状態なのにかなり増水している、ルートを少し変えて無事渡渉。この後は尾根に取付き辛抱の登りが始まる。根っこ剝き出しで絶壁有り・痩せ尾根あり・崩壊地有りの急登が延々と続く、幸い曇り空で時おり風もあるのであまり蒸し暑くなく助かる、急坂の連続だが顔を上げれば新緑が清々しく気持ちよい、2H頑張って国観峠に着く。

 9合目小屋辺りに咲くと云うオオヤマレンゲ探索は帰路の楽しみにして山頂を目指す。

11:10)山頂到着、眼下はガスで覆われ周囲の山容は見えないが多くの登山者で賑わっている。 福岡労山「大川山人会」の健脚グループに合ってしばし談笑。次々と登山者が到着するのであまり長居もできず下山開始、9合目小屋方面に迂回しオオヤマレンゲを探す。今年は特に花付きが良いようで小屋周辺の木々に多くの花が咲いている。 

 途中Oさんの足が攣るアクシデントがあったが持ち合わせの薬と皆の介護と本人の頑張りで間もなく回復しそろって下山する事ができた。

全山原生林におおわれる祖母山は九重山と比べ神秘的で奥深く男性的だ。山頭火の「わけ入ってもわけ入っても 青い山」を思い出す。少し厳しい山行だったが祖母に初登頂と云う人もいて皆で登れて本当に良かったと思う。

*別府のKさんとは下山口で別れる、今日は近場でテント泊をして翌日「緩木山・越敷岳」に登るそうな!!(まだ歩き足りないらしい?)

【写真】

駐車場は満杯滝と新緑

小滝/五合目小屋

増水しているので迂回路を渡渉急登の連続

わずかに流れる「命の水」国観峠のお地蔵さん

山頂/②山頂

オオヤマレンゲ②オオヤマレンゲ

 

九合目小屋

202066(土)曇り 【中岳】レベルB 19

 (赤川登山口―南登山道分岐―猪鹿狼寺跡―(11:30)神明水東千里ケ浜―(12:00)中岳―神明水―(15:00)赤川登山口)

8:30赤川登山口、毎年この時期は牧ノ戸に負けないほど登山者の車でいっぱいになるのだが新型コロナ禍の影響で空きスペースもある状態だ。しかし目の前の車を見ると選りによって北九州ナンバーが付いている。思わず運転手の顔を凝視してしまった。

駐車場から50m下り営林署のゲート横を抜け林道を20分歩くと南登山道と合流、本格的な山登りが始まる。猪鹿狼寺跡の石祠にお参りし小さな沢を渡るとジグザグ道になる。通称「七曲り」と云われるが実際は「23曲り」程続く、九折に道が作られているおかげで30分の登りも仲間との会話を楽しみ新緑を眺める余裕があるというものだ。 

やがて樹木が低くなりミヤマキリシマが出て来ると草付きの広場に出る。一年ぶりのミヤマキリシマ再会に疲れが癒される。見慣れた山だが眼前の久住山も圧巻だ、山が信仰の対象になる意味が分かるような気がする。まだまだ登りが続くがここからはドウダンツツジやイワカガミなどの花が見られるようになる。時々顔を上げ花を愛でながら頑張り、ウツギの灌木帯を抜けると神明水に着く、水が雪解け水の様に冷たく気持ちいい。 

東千里ケ浜を横切り裏側(?)から中岳へ直登開始、12時山頂に立つ。途中稲星経由で駆け下り駆け上って来るトレイルランニングの若者3人組に追いつかれるが彼らの早い事早い事、写真に撮ろうとするもアッと云う間に追い越され見えなくなってしまった。

今日の目的地は中岳山頂なれど、そばの天狗ケ城・稲星山にも食指を動かされる、しかし山上のミヤマキリシマはまだ5分咲ぐらい、道中(1600m辺り)でミヤマを堪能したので良しとして池の小屋経由で下山する。

*清掃登山報告

本日は清掃登山も兼ねていたのでその報告をします。

登山道のゴミは随分と少なくなった感じがする、木の枝に引っ掛けて忘れられたタオル3枚が大モノ、他は飴袋、テープの残がい等々。(重量1㎏・容量10L小袋)

【写真】

ゲート横から林道に入る/(中間点)草付きのお花畑

(白)ドウダンツツジ/ヨウラクツツジ

私が一番! 動かないで!/ビューポイントの展望岩

まだまだ余裕のある皆さん/灌木帯を抜け一息

神明水分岐/(白口谷源流)今から中岳へ向かう

トレランの若者3人組/中岳で昼食、向こうは稲星山

中岳山頂/下山中

 

本日のゴミ収穫(1kg10Lぐらい)

 2020年 5月24日(日)曇時々晴れ 【万年山】 18

 新型コロナ禍の中45月は山行を自粛していた。5/14に大都市圏を除いて「緊急事態宣言」が解除となったのを確認し、ソロリソロリと近場の花探索からハイキングを再開する事にした。おりしも玖珠町万年山のミヤマキリシマが見頃となっているとの情報を得る。

 吉武台牧場を出発点とし「避難小屋―お花畑―鼻繰岩―万年山」の周回コースを歩く。行程標高差200m、歩行タイム4時間以内で危険な所は無い。天気上々、前日にテレビの夕方ニュースに出たこともあってか登山者は多い。山開きは中止になったと聞いたが登山道の草刈りはされていて初心者向けの楽しいハイキングコースとなっている。中間地点の「お花畑」はくじゅう山上のミヤマキリシマとはまた異なり圧巻の感動モノだ。ある人は「ここならあまり難しくないので今度は女房を連れて来たい!」と言っていた。山頂広場から涌蓋方面を眺めながらの昼食も楽しいひと時だった。

(写真)出発直後はコンクリート道を行く。道は高原の牧野を突っ切って延びている。

最初のお花畑は素通り。①お花畑

お花畑③お花畑

お花畑鼻繰岩をくぐる

鼻繰岩を抜けて振返ると仏岩に見えるドウダンツツジが一株。

至福の一時山頂風景

 

集合写真

2020年 320(金)晴【中摩殿畑山と西京橋・天の岩戸】

     レベルB 18

【中摩殿畑山】

 県内でもコロナウイルス患者が発生し、気分はいまいちのところではあるが「むやみやたらに恐れることなく、するべき注意を払いながら人生を楽しむべし」として山行実施となった。山国町の少し難解な読みの「中摩殿畑山(991m)」に登る。 

 岩伏登山口9:35出発、砂防ダム工事時に作られたコンクリート道をたどり740m地点で舗装された林道①を横切る、さらに急登を30分登り910m地点で今度は未舗装の林道②に出会う。この林道を6分歩き山に取付く、傾斜が緩やかになり右側に英彦山・犬ケ岳が樹幹からチラチラ見えだすと山頂に着く(登山口から1時間半)。 

 通常はこのまゝ同じ道を下山するのだろうがそれでは面白く無いので今日は縦走する。「道は有るん?」「いや ない」「行けるん?」「多分大丈夫」「危なくないん?」「結構危ないところもある」「!?」こんな会話があって縦走路に入って行く。いきなり急下降、少し行った先では後ろにひっくり返りそうな30mの急登の試練を受け気合が入る、踏跡はないが所々にテープは付いている。要所要所で地図を出し皆で確認しながらピークを三つ四つと越して行くと林道②と接する所がある。縦走路はここからが核心部で彦見岳~釣鐘山と繋がり2時間半で市平上の部落に出る。変化があって面白いコースだが彦見岳は難所なので要注意だ。

 今回の縦走はこの林道②との合流点で終了とする。林道②をゆるゆると下り舗装された林道①に合流する、この林道①は一部崩壊していると聞いていたが休憩している時に森林管理署の車が通ったので今は回復している様だ。林道①からショートカット道に入る、例によって道は無いが地形を読みながら沢を2度渡り旧道に出ると岩伏の登山口は近い。 

【写真】 

会員歴20年以上のお二人に栄誉功労賞が送られた。/地図でルートの確認をする。

天気良好、出発。/舗装林道①

未舗装林道②/山頂から英彦山方面を望む。

昼休み/山頂記念写真。

ルート確認は怠らない。/林道②と合流、本日の縦走はここまで。

沢を渡る。/旧道にでた。

 

【天の岩戸・仙人梁(西京橋)】

中摩殿畑山から下山、岩伏駐車場の近くに耶馬渓なる絶景地があるので寄ってみる事に、 ザックは車に置いて空身で出発する。案内板をたどると小さな谷に出会う。苔むした岩ゴロゴロの谷からは微かに冷風が吹きおろし、おまけに逆光なので何やら物の怪でも出そうな雰囲気だ「こん先に何が有るんじゃろう」「仙人梁ちゃ何かえ?」と言いながら谷を登る、岩はコケだらけで滑りやすく浮石は有るわで歩きづらい。右の山に取付くとすぐに「天ノ岩戸」と云われる洞窟がある、持参したヘッドランプで中に入ると結構広い。仙人梁はもう少し上のようだ、登りながら途中で顔を上げると大きな岩のアーチが頭上を覆っているではないか、誰もが「お~」と声を上げる、岩が崩れてきやせんかと身がすくむ、大きなドームの中に迷い込んだ感じだ。鎖が整備されているのでどん詰まりまで登ってみる。樹木で覆いきれない剝き出しの岩の迫力は圧巻、自然の造形に圧倒される。往復50分の探索は奇妙な別世界だった。

【写真】

空身で天岩戸、仙人梁へ向かう/谷の入口

天岩戸/仙人梁(西京橋)

仙人梁は大きな岩のアーチ/どん詰まり(山の上には抜けられない)

**おまけ**

棚田百選になっている「羽高部落の棚田」

2020年3月1日(日)曇一時雨【立石山、蛇越岳~野稲岳縦走】17

 やまなみハイウェイの「小田の池バス停」で日出・宇佐から来る人と合流し登山口へ移動する。昨夜の雨が若干残り気味でパッとしない天気だが危険な場所はないので山行は決行。

 まず立石山を目指して駐車場から車道を400m戻り登山口を捜す。取付き点は5mの崖になっていて直に登るのは難しいので持参ロープで補強する。あとは地形を読みながら尾根沿いに進み鞍部にでたら左(南)へ方向をかえ斜面を100m登ると立石山(1024m)に着く。塚原に位置する立石山は大分百山になっているがここの立石山は三角点はあるが肩書は付いてない。北方面に蛇越岳・野稲岳が見えるはずなのだがガスっていて残念だ。

 一座完登して駐車場まで戻る。本日のメインである「蛇越岳~堂尾台~野稲岳」に向かう。若い人が先頭にたつとどうしてもペースが速くなるので、ここからのリーダーはKさんが務める。蛇越岳は巳年に干支の山として登られるくらいでめったに登山者はいないようだ。テープは所々にあるが踏み跡は不明瞭、Kさん50m先の目印を素早く見つけ上手い具合にジグザクにルートをとり、程よいペースで登って行く、25分で蛇越岳(1024m)山頂。リーダーはHさんに変わり尾根伝いにそのまま北へ向かう、緩いアップダウンで堂尾台に着く、三角点はない。 

 リーダーは次々と変わりTさんに交代、こうして誰でもリーダーが務まるのが大分労山の強みであり誇りだ。この先の鞍部から左50mで林道に合流する事もできるが皆さんミステリールートを希望して樹林の中を直進する。道は有るのか無いのか…クマザサの藪を抜け一登りすると山頂らしくない山頂の野稲岳に到着する(登山口から2Hを要す)。帰りの林道歩きではフキノトウを見つけ思わぬお土産をゲットする事ができた。

(写真)

準備体操/立石山取付き点(登り)

立石山取付き点(下り)/立石山

車道を歩き駐車場へ戻る/蛇越岳を越して堂尾台へ向かう

樹幹から由布の双耳峰が見える/クマザサの藪漕ぎ

野稲岳 /門前に陣取って昼食

 

帰りは林道歩き(これが長い)/お土産のフキノトウ

 202022日(日)晴れ【久住:ミステリールート】レベルB 18

 赤川登山口から出発、途中で登山道と分れ谷に入る。無雪期は落石・藪漕ぎで危なくて近寄れないルートだが雪で谷が埋まり浮石が凍り付くこの時期ならではのミステリーコースである。 

 谷幅は以外と広く20mもあるがもちろん踏み跡などはない、奥に見える特異な星生崎の岩峰を目印にガレ場を登る。16基目の最後の堰堤を越した辺りから傾斜が強くなり上部に行くにつれ谷幅もだんだん狭くなる。快晴で申し分ない天気なれど春霞がかかり阿蘇・祖母・傾はうっすらとしか見えない。左手に迫る肥前ケ城の岸壁に圧倒されつつ右側を見れば久住山は霧氷でキラキラ輝き天に突き上げている。 

 金庫岩の下まで来たら左斜面の草付きに取付き最後の一頑張りで避難小屋広場に飛びだす、休憩していた登山者が(?)と云う顔をしてこちらを見る。ゾロゾロ18人も変なところから這い上がってきたので驚いていたようだ。ここ「久住分れ広場」が本日の目的地、天気の良いこともあり多くの登山者が行き交っている。めったに歩くルートではないが通年なら2030㎝の積雪があり結構面白いのに今年は暖冬で少し勝手が違ってしまった。変則ルートでヘトヘトになったので下りは扇ケ鼻経由で赤川に下る。

 

(写真)

 2020年 1/22(水)曇り 【樅木山】 レベルA 10

 樅木山(460m)は佐賀関と臼杵の境界にある里山で、佐賀関半島の背骨となっている。半島最高峰で関富士とも呼ばれているらしい?

 今回は佐賀関側の幸崎を通り大志生木の峠登山口から登る。道は尾根伝いに南へ延びていて歩きやすい、地元の人によって方言で書かれた案内標識が行く先々にあるので迷うことはない、アップダウンを繰り返し何度も出て来る”あと少しの”標識に少しイライラしながら登る事1時間で山頂に到着する。南北の雑木が切り開かれ佐賀関町と臼杵湾が見える 

 県南の「椿山」にも椿はないが「樅木山」も樅木があるわけではないのかとの声に答えるかのように「2m程の樅木の幼木」が数本植えられている。あと30年もすると立派な樅木になりこの山のシンボルになるだろう。 

 登り1H、下り40分で昼前には下りてきた、皆弁当を持ってはいたが女性陣の希望で昼食は佐賀関の「道の駅」で食べた。

(写真

駐車場登山口

あんげで=あちらですよこんげで=こちらですよ

あっちで=あちらですよ/同じような案内がまた……

 

山頂(樅ノ木の幼木)山頂

2020年 1/19(日)曇り 【立中山と鉢窪散策】レベルB 14

 

 レゾネイト久住の第3駐車場には5台の先客あり。830分出発、谷沿いに歩き朽網分れまで30分。沢水からの合流点でもある朽網別れは大雨のたびに増水し園地が深くえぐられズタズタに荒れている。水の浸食被害を防ぐため砂防ダム工事が始まるようでコンクリートの作業道が設置されている。 

 鍋割坂辺りから少しずつ雪が見られるようになる。佐渡窪を通り15分の登りで鉾立峠に着く。ここから立中山への10分間の登りが急坂のうえズルズル滑って難儀するのだが誰かが整備してくれて歩きやすくなっていた(謝々)。

立中山頂で昼食後大船方面へ向かう、縦走路は20年前までは草原だったのに今ではウツギの林になっている、おかげで道は分かりやすくなってはいる。 

下った先の鞍部の草原が鉢窪で本日の目的地だ、鳴子川の源流にもなっている、草原の真中を突っ切り縦断、周りの景色を楽しむ、ガスが出て周囲の山が見えない場合は迷子になる事間違いなしの広さだ、東京ドームが二つぐらい入るのではと思うほど広い。分水嶺コースを横切り佐渡窪に下りてきた、これで立中山をグル~と周回した事になる。雪は多いとこで3㎝「もう少し雪が欲しかったねぇ」と話しながらも楽しい冬山だった。先行者の足跡は結構ついていたのに山中では一人も会うことはなかった。

 

【新春の少しいい話 】落とした手袋が3時間後本人に戻る

登る途中Hさん何処かで手袋を落としたらしい。しかし帰り道鍋割峠でその手袋は持ち主を待っていた。青い手袋は木の枝に掛けられ通りすがれば必ず目に付くようになっていた。

 「山に悪人なし、岳人の人情いまだ健在なり」

写真

3駐車場(遠方に祖母・傾が見える)/朽網分れの荒れ模様

冬枯れの登山道/雪を踏みしめて登る

鍋割峠/鉾立峠

立中山/鉢窪から白口・立中山を見る

大船山/鉢窪の中心部

 

草原の中を下る

 2020年 1/11(土)曇り 【障子岳:750.8m】 レベルA 22

 新年最初の山行は干支の「子」にこじ付けて野津原の障子岳に登ることにした。昔から虫封じで有名な宇曾嶽神社を経由して障子岳まで1時間半、往復で約3時間だ。年初めなので山行は軽く済ませ下山後「ぜんざい会」をする予定になっている。

 林道が宇曾嶽神社のすぐ下まで延びていてそこまで車で上がる事ができるがそれではあんまり軟弱なので「のびゆく丘」200m地点から参道を登ることにする。道はコンクリートが打たれているが勾配は相当にきつい、昔はずるずる滑って大変だったようだ。途中で林道を3回横切り1時間で林道終点(560m)まで登ってくる。北側が開け九重連山・由布・鶴見・高崎山と野津原町の景色が一望できる。ここまで来たら宇曾山までは後少し、急坂の石段を10分登ると宇曾嶽神社に着く、絶壁のような山上に奥宮が鎮座していて景色は素晴らしい。裏手に宇曾山の標識があり東に霊山、西に御座ケ岳、南東には今から向かう障子岳が見える。

 障子岳に行くには神社入口まで一度下り裾を巻くような感じで尾根に取付く、本格的な山道になり足場の悪いところもあるので持参したロープで補強しつつ登る、何度も偽ピークに騙されながら30分程で山頂に着く、展望はなく狭い。

11時過ぎには登山口まで下りてきた。「ぜんざい」の準備の為に3人のご婦人が先に下りて用意をしてくれている。皆の到着を待って後はお餅を入れるだけになっているようだ。MさんYさんFさんからは「たくあん・つけ物」の差入れがあり賑やかな「ぜんざい会」となった。いつも準備をしてくれるNさん・Fさん・Nさんに感謝申し上げます。

3時間の山行に少々物足りない健脚組は昼食のあと近場の御座ガ岳へ向かった。

【新年ちょっといい話】

下山途中で「ぜんざい会」の準備で先行して下りた3人から「車のキーを拾った、登山者に声掛けして持ち主を捜してくれ」との連絡が入る。ちょうどそこへサッカー少年団の父兄が車でドヤドヤと到着、世間話のついでにカギの話をしたら監督さんが落としたらしく捜しているとのこと、すぐ連絡をとって本人に渡す事ができた。お互いのグループの出会いが5分でもずれていたらすれ違っていたろうに……偶然の良き出会いでした。

【写真】

出発準備中/宇曾嶽神社入口の鳥居から出発

林道を3回横切る/休憩

林道終点(560m地点)/信心の篤いOさん神社修復カンパ12万円也

宇曾嶽神社からの景色/神社奥宮

宇曾山の標識と障子岳/誰が奉納したのか砲弾が

障子岳山頂/①ぜんざい会

 

②ぜんざい会/③ぜんざい会

 花の写真集

本谷山のあけぼのツツジ
本谷山のあけぼのツツジ
擬宝珠山のカタクリの花
擬宝珠山のカタクリの花
妙高山のサフラン
妙高山のサフラン
一の峰のマツムシ草
一の峰のマツムシ草
大船山の紅葉
大船山の紅葉