::::2021年登山記録::::

202112月18日(土)晴れ【元越山(周回コース)】レベルB 

・参加者18

若干肌寒い中、5台の車に分乗して8:30米水津(色利駐車場)に到着。4台の車は空の公園Pに回し、縦走の準備完了。9:15点呼18名を確認していよいよ登山開始する。

 久しぶりに色利登山口からの登山、殆ど記憶になかったがいきなり結構な急登が続き約15分後第一展望台に到着。このあたりからもう晴れ間が見えるようになり暖かくなり衣服調整する。気持ちを切り替えて第二展望所から右手に海を見ながら穏やかな登山道を進む。第三展望台を通り過ぎ段々高くなっていくのを感じつつ10:30木漏れ日の小径通過。緩やかな登りから林道へ、いよいよ頂上を間近に感じながら浦代コースと合流して最後の踏ん張り。10:55久しぶりの元越山頂上到着、360度の風景を楽しむ。

土曜なのに不思議と他の登山客がいないなあ?と思いつつ全員で昼食開始する。30ほどで済ませて12:30色利山~石鎚山経由・空の公園駐車場目指して縦走入り口より下山開始する。 

枯葉、小石で足を滑らさないように緊張しながら歩き続ける。途中何度か休憩を挟みながらの下山ではあったが上り下りの連続で、回りの声が「もう飽きたなあ?と言わしめるほど長い行程。それもそのはず約6時間近く歩いたから当たり前かもしれない(笑)。 

でも最後に疲れを癒してくれたのは、我々より先に下山して作ってくれていた会長のぜんざい。舌鼓を打ちながらホットするひと時を過ごし、15時解散式を済ませてそれぞれ帰路へ。今日も天候に恵まれ、やはり私は晴れ男”と言い聞かせながら(笑)楽しい山行。皆さんお疲れさまでした。(A記・写真)

2021124日(土)晴れ【雁股山】レベルA (参加者23名)

9:15 耶馬渓側から登山開始、今日も総勢23名の大所帯です。

荒れた登山道を30分、雁股峠に出る、その先の真っ暗なトンネルを抜け福岡県側から九州自然歩道へと入る、道は良く整備されて歩き易い。カサカサと落ち葉を踏む足音は心地よい。

林道挟んで、42段の急な丸太階段。緩い登り下りを繰り返し、山頂に近づく。

10:45 雁股山頂(東峰)吹き抜ける風が冷たい。

西峰へは、急坂の上り下りを繰り返し、最後のクサリ場を伝って上るとベンチのある広場があり、山頂はすぐ上だ。雁股山(東峰)まで戻り、昼食タイム、風を除けながらのお昼でした。

下りは、落ち葉に足を取られないよう、滑らないよう用心しながらの下山でした。要所要所で、点呼を取りながら、1250全員無事下山できました。

*帰りに「御霊もみじ」を見学。

もみじは残りわずかでしたが、イチョウのじゅうたんが見事でした。

そびえる様な117段、70段の階段が登山後の足には堪えました。

今回も、O氏の柿の差し入れ、ありがとうございました。   (M記)

(写真:長澤氏提供)

登山口出発/雁股峠のトンネル

ルート勉強/林道を横切ると急登が始まる

落葉が心地よい登山道が続く/西峰下の鎖場

東峰で記念写真/お弁当時間

御霊モミジ見学に寄る/モミジは終了

20211120日(土曜)晴れ 【船原山、立石山】 参加者22

 

志高湖駐車場に定刻とおり予定人員が揃うと、久し振りの仲間の顔も見え、和やかな雰囲気のうちにkリーダ-のコ-ス説明が始まった。秋も終わりになろうとしているが今日は好天に恵まれて幸いだ。

8:20林道にとりつき、紅葉の樹林帯の中をリフト設備の跡が残っているのを見ながら進み、9:20船原山頂上到着した。途中で鮮やかな紅葉を見ながら立石山を経由して昼食の時、点呼したらKさんがいないではないか。間の悪い事に周辺は携帯電話のエリア外、早々連絡可能な場所へ移動して、安全な場所にいることが確認され一同安心する、山での個人行動は最も危険で慎まねばならない。

 12:30に駐車場へ帰る、安全なはずの今回の山行について、問題を残しながらも楽しいトレッキングだった。 (記録:ショウジマ)

(写真:長澤提供)

船原山で集合写真

出発前のルート学習/白いサザンカ

左手に由布岳が見える/防火帯がキレイに刈られている

本日一番の激登り/昔をしのぶゲーブル跡

随所に紅葉あり/作者不詳の線刻仏

2021年11月6日(土)曇り 祖母山山系、神掛岩  参加者 23

 

900 祖母山神原登山口からトレッキング開始

 神原川の右岸より先ずは五合目小屋を目指す、木々の黄や緑のグラデーションが綺麗なトレッキングコースだ。

 御社の滝で小休止、滝の水量は少ないが清流の音に心が癒される。

乾いた喉に水分補給、よし気合を入れ歩き始めたが途中でルートを外してしまい強引に右側斜面に登り上げ記憶にある正規の登山道と合流した。

神仙の滝を過ぎたあたりからガスが湧いてきたが色付いた木々と溶け込んで上品な美しさを演出してくれている。

 登山口から1時間20分経過、山芍薬の群生地で大休止をしているとT氏が埼玉土産のクッキーをくれた…(甘いものが嬉しい、埼玉の味がした⁉)

この先は今日一番の急登だったが頑張る、後方から“森のクマさん”の軽やかな歌声が背中を押してくれた…(私の脳内ではさっきから“昭和枯れすすき”が流れているが…)

 ヒメシャラの林を抜けてトラバース気味に進み小松尾根にとりついた。メンノツラ谷越に正面に大障子が見える所だが、今日はあいにくガスに隠れてしまってた。

1100目的地の神掛岩に到着、それぞれに恐々と岩に腰掛けてみる。

***祖母山頂に降臨したニニギノミコトがこの岩に舞い降り神の里(神原)を切り拓いたとの謂れから、神が腰掛けた岩“神掛岩”と地元では呼ばれるそうだ***

 分岐まで戻り昼食タイム、1145 下山開始、登って来た道を五合目小屋までコロコロと下る。皆、下山の足が速い。

1230 小屋の前で恒例の集合写真、和気あいあいとどの顔も楽しそう。

帰路は左岸のトレッキングコースを歩く、障害物も無く歩き易い歩道を今日の紅葉の山の風景を思い返しながら下った。

1310 登山口に戻ったと同時に雨粒が大きくなった(セーフ!)

大分労山の祖母山はお天気イマイチ??”のジンクスは守られたが、幻想的な紅葉期終盤の秋山を充分に味合わせて頂き満ち足りた山行だった。

皆様お疲れ様でした、そして今回もO氏の柿の差し入れ有り難う御座いました(感謝です)。(K記) 

                              

(写真)

右岸を登る/御社の滝

紅葉①/紅葉②

カンカケ岩①/カンカケ岩②

カンカケ岩③/新木橋

五合目小屋前/左岸を下る

 2021年1030日(土)晴れ 裏英彦山 参加者24

 2回目の紅葉登山、登山口迄約2時間の道のりです。登山口に近づくにつれ赤や黄色が目立つようになる。今日は期待が持てそうだ。高住神社駐車場に着き、何時もなら表参道登山道を登る事が多いのだが今回は大分県側の裏英彦山登山道で登る。薬師峠より杉林の急登を登る。山の山腹を進みケルンの谷迄進む。此処からは初めてのコースで南岳と中岳の鞍部へ突き上げる。南岳で昼食休憩、紅葉は今が一番見頃ではないか思う程綺麗だ。中岳の上宮の悲惨な姿、台風や豪雨の被害なのか?紅葉を楽しみながら北岳へ。北岳からは急な下り、足元注意で周りの景色を楽しむ事無く高住神社の登山口。距離は5Km未満ですが急登あり、岩場あり、綺麗な紅葉有りで英彦山の奥深さを感じさせられた山行でした。(K記

(写真提供:長澤)
急登の始まり振り返ると鷹巣岳123

急登からトラバースに変わる/ケルンの谷で大休止

道なき道を登る/準備中

山頂(南岳)/中岳

中岳広場で勉強会/心癒される紅葉

中岳・南岳を振り返る/爽やかな尾根歩き

北岳の紅葉も素晴らしい/高住人神社まで激下

2021年10月17日(日)曇り時々雨 大船山 参加者24名

 

今年は秋の訪れが遅く、くじゅう連山の紅葉も例年より遅めに進んでいるようです。最初に色づくのは大船山の御池周辺ですが、1010日を過ぎたあたりから見頃を迎えつつあるとの便りが今年は無いまま今に至っています。       

今日登る今水登山口は、昨年の豪雨で登山口の駐車場やアクセス道路が被災したが、現在復旧したため利用できるようになりました。(駐車台数10台程度)

8時10分頃、準備を整え出発します。本日は参加者24名(ゲスト4名)の大人数の団体さんです。皆さん、ケガをしないようにとリーダーの声が響き渡ります。登山口よりゆるやかな道を歩いていると、山肌を削り取られた崩落個所を散見するようになり、昨年までの災害の大きさを痛感させられます。今日の山の天気予報は寒く、強風の大荒れですが当たらない時もあるので、それを期待しての山行です。しかし、休憩をとった前セリ分れ辺りまでは気持ちの良い山日和でしたが、その後風穴方面に北上すると、次第に強風と寒さで下を向いての黙々登山になりました。顔を上げると所々に赤い色が見え、紅葉の始まりを告げているのがよくわかります。途中、男性陣が険しい箇所のロープの補充等をおこない、山の会の責任を見せていただきました。米窪まわりのミヤマキリシマに体中、引っ張られての難所を切り抜けて段原に到着。この頃はガスで展望がきかず北大船の山頂と坊ガツルの下方が見えるだけでした。すぐ上の避難小屋で昼食をとり、1240分に山頂に到着。強風とガスで長居はできずと判断し山頂写真を二組に分かれて撮り、東屋根コースに向かって下山しました。時々みせる晴れ間で御池を眺めると、色づきが始まっているので来週あたりが良いかもしれませんね。330分に無事登山口に到着しました。(S記)

2021年9月26日(日)晴れ 行縢山(宮崎県)参加者14名 

 行縢山は雌岳と雄岳があり、岩山の間の絶壁に九州有数の圧巻の行縢の滝がある。登山口は行縢神社の上にある。車を上げて駐車場へ進んでいくと広い駐車場で車は10台位止められる。

 登山口より比較的整備された道を渓流を眺めながら歩くと立派な滝見橋があった。その橋から見上げると岩山の間から高さ100mはあろうか?行縢の滝が見えた。ここから見る滝の水量はやや少なめに見えた。

 杉林や照葉樹林の中をジグザグに登って行くと、先程見た行縢の滝を迫力満点で眼前に見る事が出来た。おのおの十分に堪能した後、杉林の中をしばらく登ると雌岳の分岐点についた。この分岐点で地元の人(男性)に出会い、雄岳には何度も登っているが雌岳は一度も登って無いとの事。リーダーの許可を得て、食事の有無とコースタイム等の助言を行い、この男性はアズマヤ広場まで同行し感謝されながら県民の森へと下山した。男性の話では行縢の滝付近には5月頃ササユリが咲くそうだ。

 さて、雌岳分岐より樹林に囲まれた登山道を登って行くと809mの雌岳山頂へ。展望は決して良くないが充実感でいっぱいであった。雌岳で行動食と水分補給を十分とり傾斜の緩い杉林や自然林の中の谷筋沿いを進むとアズマヤ広場に着いた。ここで昼食をする事とした。

 昼食中思わぬ惨事に襲われる事態となった。何と「ヤマヒル」の出現である。あちこちで悲鳴があがった。私の首筋と右腕にもピタっとヒルがくっ付いていて急いで振り払った。

そこそこ昼食を切り上げ、雄岳を目指すこととした。

 下方の谷筋を下り緩やかな杉林や照葉樹林帯の登山道を登って行くと岩盤が見え、しばらく登ると展望の良い雄岳(829.9m)山頂についた。山頂からは日向灘、延岡市街地、大崩山、桑原山、尾鈴山、市房山が見えた。

 達成感のある1日であった。下山は1本道の長い下り坂を歩き15時、駐車場に着いた。(古谷耕造記)

 【写真】

登山口/谷を渡る

滝見橋からの景色/圧巻の滝

三人娘(口が開いてるよ)/滝の落ち口

雌岳展望所から滝を見る/右に左に谷を渡る

「県民の森」への分岐/行縢山頂

山頂/滝の上流部を渡る

2021年9月11日(土)曇り時々雨 大矢岳〜大矢野岳〜大郎ケ迫(南阿蘇)  参加者15人

 

 昼過ぎからは雨の予報であったが、阿蘇南外輪山縦走路にある大矢岳、大矢野岳に登る。大分市内から2時間余りで地蔵峠登山口に着く。小粒の雨が落ちてきたが気にせず、地蔵峠への階段を登る。地蔵峠の案内板で地図を確認し、お地蔵様を祀った祠に頭を下げると、まず大矢岳へ向かう。

 登山道の脇には、立ち姿も美しい薄紫のマツムシソウ。肩まで生い茂る青いクマザサ。クマザサの間から覗く白や紫の花。足元には薄紅色の小さい花。名前を知りたいが、花名人のF女史が来ていないので、名前は何でもいいのだと思い直し、踏まないように気をつけて歩く。

 30分程で大矢岳に着く。 あいにく霧が深く眺望がない。そのまま大矢野岳へ。雨は降ったり止んだり。ブナか生い茂った林を進む。途中赤いテープに迷いそうにななるが、1時間程で外輪山最高峰の大矢野岳山頂へ到着。集合写真を撮る。雨が本降りになりそうなので、各自雨具を着て、大郎ケ迫方面に向かうが、雨は止む様子がない。みんなの意見を聞いて、引き返すことにした。

 大矢岳に戻ったあたりで雨が上がり、阿蘇5岳、はるか先に祖母山と眺望が開ける。眼下に南阿蘇の村々や田んぼが広がり、今日はこれで十分ですと言いたいほどの絶景だ。

 昼過ぎには地蔵峠に戻り、昼食。密にならないようにと離れて腰掛ける。野外で食べる弁当は美味しい。その後、少し遠回りして阿蘇グリーンロード経由で駐車場へ。

 俵山、冠が岳の登山口も確認できた。駒返峠、清水峠、高森峠へのルートもある。天気の良い日にまた阿蘇南外輪山縦走路を辿りたい。(ゆきの記)

2021年 8/29(日)曇り/晴 【鞍岳・ツームシ】レベルA (14人)

「山はもう秋」 (k記)

さわやかな阿蘇ミルクロードから右折、牧場横の細い道を鞍岳へ向かって走り東駐車場に着く。夏の長雨で中止が続き久しぶりの例会山行だ。出発して10分ほどで湿った馬酔木の林を抜けると「子岳」山頂。 

シュロ草・吾亦紅・コオニユリと秋の花々を愛でながら40分位で女岳→男岳(鞍岳)の頂を踏む。1000mチョイの山だが周囲にここ以上の高い頂が無いので眺望は素晴らしい。マツムシソウも今が盛り、向こうに見えるツームシ山までは50分ほど、ススキやハギ、秋の花々を楽しみながら向かう、そろそろ疲れが出て無口になる時間だが皆元気で話が尽きないうちにツームシ山頂へ着いた。

11時で少し早いがお弁当にする。この後10分と表示のある孫岳へ足を延ばす、笹・ススキをかき分け一直線の下り登りを一気に往復した。鞍岳の登りにかかる手前で左折、雑木林に入ると真っ赤なタマゴダケ、ツチアケビを発見する。谷川に沿って下り林道に出ると5分程で駐車場に着いた。

   秋の山野草からキノコまで勉強しながらの楽しい山行だった。  

(写真)

登山口出発/子岳(後ろは鞍岳)

女岳山頂 /鞍岳

ツームシ山頂(後ろ鞍岳)/孫岳

阿蘇を望む/コオニユリ

マツムシソウ/タムラソウ(アザミではない)

 *2021年 6/5(土)曇り【久住山】(赤川~久住~南登山道周回) 19

 赤川登山口から登る、昨日までの雨で渡渉の谷が増水しているのではないかと心配しながら出発。道を塞いでいる風倒木を撤去しながら10分で要渡渉点にさしかかる、昨年の7月豪雨で橋が流され増水時は悩む所だ(靴を脱ぐか?林道へ迂回するか?行先を変更するか?)。やはり水量が多い、先行していたおじさんも河原でウロウロ立ち往生し困っている様子だ。少し下流に飛石で渡れそうな箇所を見つける。イレギュラーなルートには皆慣れているのでここから強引に藪漕ぎをして登山道に合流した。

登山道は林道を3度横切り本格的な登りが始まる。階段状の道をがんばり中間点の草付きに出る。ここ1500m付近のミヤマキリシマは見頃になっていた。振り反って見れば阿蘇・祖母・傾山の稜線がくっきりと浮かび、珍しい事に今日は雲仙まで見ることができる、よほど空気が澄んでいるのだろう。 

5年前の地震で登山道が崩壊し迂回路として造られたこの先の新道は「魔の階段」とか「地獄の階段」と呼ばれて不評だった。この700段の木段に昨年蓋が付けられ随分歩き易くなっている、これならさほど問題なく歩けるだろう。2時間45分掛かり久住山に着く。登山者が次々の登って来るので記念写真を撮ったら山頂を移動して昼食にする。山頂部のミヤマキリシマはまだ蕾が多いが例のシャクトリムシを何匹か見たので今後が心配だ。

下山路は神明水に向かい南登山道を下る。久住特有の黒土がズルズル滑り気を使う事この上ない。旧猪鹿狼寺跡を過ぎ林道まで出れば一安心。ウドの芽を採ったり、キイチゴを摘んで遊びながら登山口に帰って来た。

【清掃登山】

労山では6月を清掃登山月間としている。クリーンハイクの行動は単にゴミを拾うと云う事だけでなく山を汚さず傷つけないというモラルを高める呼びかけでもあります。全国連盟の呼びかけにこたえ本日は清掃登山を兼ねての山行だった。登山道のゴミは年々少なくなっているのを実感する。

*容量:10L *重量:2k *内容物:タオル、ビニールテープ、紙屑、マスク

【写真】

トイレ用ペットボトルを設置した/(8:55)出発

道を塞ぐ倒木の撤去作業中/水量は見た目より多い

1500m辺りのミヤマキリシマ満開/阿蘇五岳

700木段の取付きは下り/階段は楽しくない

(11:40)到着/山頂写真

昼食/蕾多し

南登山道を下る/紅ドウダン?

本日の収穫ゴミ

2021529日(土)晴 【大崩ノ辻1458レベルB 参加者25

 くじゅう山系の山は登り尽くしたと云う人も「大崩ノ辻」までは行ってない人が多いのではなかろうか。泉水山を縦走する時、ここが「大崩ノ辻分岐」と確認するが笹原の中に入って行く人は中々いない。大分労山の会員も半分以上の人が今日のルートは初見だったようだ。

九重少年自然の家から出発、山に向かってコンクリート道を進む、遠くに由布の双耳峰、横に涌蓋山を眺める。眼下の飯田高原の景色が新鮮で心洗われる。やがて林道から山道に変わると急登になり山登りらしくなる。草原の中をジグザクに登り60分で長者原からの登山道に合流する。ここでグループを3つに分け時間差をつけて歩く事にする。下泉水から上泉水への登り35分が頑張り処で結構しんどい。しかし登り往くほどにミヤマキリシマが現れる様になり気分は高揚、疲れを癒してくれる。 

途中で黒岩山への道から分れ狸ピークへ向かう。踏み跡の薄い所もあるので初めての人は慎重に地形を見なければならない。一山越して登り返した所が大崩ノ辻山頂になる。ミヤマキリシマが点在する鈍調な尾根は人が少なくのんびりするのに絶好の場所だ。1700mの久住山頂部のお花はもう少し先になるがここは今が満開になっている(ミヤマに少し虫が入っているのが気になった)。

昼休みをたっぷりととったあとは筋湯方面へ下る、草原から馬酔木の林に変わり45分で林道にでる。少し先で雑木林を抜けると牧野に飛びだす、突然視界がひらけ牧草地の先に可愛いおにぎり山小にぎり山が現れる。2座を一登りして本日の周回コースは無事終了した。

『痛恨のミス』

カメラ操作のミスで後半の写真が消えてしまった、山頂写真等スマホのラインから拝借しました。

【写真】

地図で本日のルート確認/正面が大崩ノ辻

(左)小にぎり山(右)おにぎり山/絶好の登山日和

顧みれば涌蓋山/草原の急登を強引に登る

下泉水から久住山/下泉水から大崩ノ辻

上泉水/縦走路のお花畑

分岐辺りのお花畑/三俣山

大崩ノ辻山頂/牧野に下りてきた

おにぎり山

 *2021年5月8日 曇り 【祖母山:1756m】健脚コース 25

「黒金尾根~祖母山~宮原コース

 祖母山はどのコースも歯ごたえがあるが今回は尾平登山口をスタート・ゴールとした周回コースを歩く。祖母山は標高こそ久住山に一歩及ばないものの、尾平からの標高差は1150mその厳しさは中々のモノで健脚コースと云ってよいだろう。 

「私歩けるやろか?」「自信ないけど頑張ります」と不安の声を漏らす人も含め総勢25名、「置いて帰りはせんわ」「運が良ければアケボノが見られるよ」と励まし(6:40)出発。 

 一つ目の宮原へのつり橋は下をくぐる、二つ目のつり橋を渡りいくつかの渡渉を繰返し黒金尾根に取付く。ここで隊を二つのグループに分け510分の時間差をとって登る事にする。標高100mごとに設置された標識に一喜一憂しながら急な登が続く、1100m辺りからシャクナゲの花が見られるようになる。さらに1300mを越すとアケボノツツジが現れる。1400天狗の水場を過ぎると30分で天狗分れの尾根に出る。山頂まではもう少し尾根歩きが残っているが急登が終わり一安心、天狗岩尾の絶景が感動モノだ。ここからはアケボノを愛でながらゆるゆるとした稜線歩き、最難所のはしご場を頑張って12時過ぎに山頂に到着した。 

 歩いてきた稜線をたどり満足感にひたるも、下りの馬ノ背を眺めれば身が引き締まる。宮原への稜線はアケボノ・シャクナゲが実に多く立ち止まる事しばし、ビューポイントだらけだった。 950mの林道分岐で登山道が林道に寸断されていて旧道の方に入ってしまう。間違いではないが少し遠回りになってしまった。事前調査の不足を反省。 

 何はともあれ皆無事でアケボノ・シャクナゲを堪能、5年越しの念願ルートを歩けて満足だった。

(写真)

総勢25で出発/一つ目のつり橋はくぐる

二つ目のつり橋を渡る/いくつかの渡渉あり

難所の渡渉/急登が続く

シャクナゲ/アケボノツツジ

山頂下のはしご場/天狗岩を振り返る 

撮影準備/祈念写真

岩峰を彩るアケボノ/おまけのミツバツツジ

 2021年 4/18(晴) 【赤石山、仙崎山】  レベルA 14

桜から始まり今年は本当に花の開花が早い、赤石山・仙崎公園のツツジも例外なく、すでに終了の様相だった。たまたま残っている一株二株の花を眺め最盛期のお花畑を想像するしかない。 

『赤石山』蒲江インターパークから5分で赤石山登山口に着く。標高170mの山頂まで車で上がる事もできるが「山の会」としては歩かないわけにはいかない、ワイワイおしゃべりをしながら歩く事40分、眼下に小蒲江湾が見えだしアッという間に山頂に着く、残念ながら期待のミツバツツジは終了していたが眺望は圧巻、素晴らしい。 養殖イカダがのんびり浮かび、足下に屋形島、少し遠くに猫の深島、頭を巡らせば蒲江湾を取巻く佐伯の山々を360度ながめ、心洗われる一時とはこの事か。奥深い深山幽谷の山もいいが低山で海の見えるキラキラ山行もたまにはいいモノだ。 

下りにエビあじろ鼻に立ち寄る、ここも中々のビューポイントでツリー展望台が遊び心をくすぐる。途中ショートカットをしたりわざと遠回りをしたり、遊びながら1時間半で駐車場に帰る。

『仙崎山』赤石山から転じて仙崎公園に向かう、久しぶりなので公園入口の標識を見落とし半島の先まで行ってしまった。(10:30)改めて仙崎山めざし出発、尾根に出るとすぐ砲台跡に着く、一度も使われることが無かった3基の砲台に皆何を思う。ここから一発でも実弾が発射されていたら蒲江はもちろん佐伯市はどうなっていたろう…昔をしのぶ間も有りや無し、思った以上に道は急登になる「こんなにきつかったっけ!」と弱音を吐きだしたころ山頂に着く。赤石山と違って展望は全くない、景色は下の「ツツジ公園で楽しんでくれ」と云う事なのだろう。公園まで下りて昼食、その後散策。日曜日とあって人が三々五々登ってくるが新緑に変わりつつあるツツジに「アレッ?ツツジは何処?」と云う表情をしている。「同感、お気持ちわかります」「来年に期待しましょう」と心で唱えつつ山を下る。

(写真)

赤石山登山口/分岐、とりあえず山頂へ向かう

犬は置物、美女は本物/山頂景色

山頂写真/名残のミツバツツジ

道なき道が好き/エビあじろ鼻

ツリー展望台/養殖イカダ

砲台跡/展望のない仙崎山

こんな所もある/仙崎ツツジ公園

名残のフジツツジ/オマケノお花畑

2021年 4/3(土)曇り 【仙岩山】 レベルB 19

かの頼山陽が豊前を訪れたとき「仙岩山には水がない」と云ってその絶景をあまり評価しなかったらしく、地元の人達をガッカリさせた?とか。あの景色をみて感動しない頼山陽も大した事ないなアと思いながらミステリーコースの仙岩山周回をしてみた。

前半は宝陀寺奥の院から始まる、岩をよじり、岩峰の裾を巻き、薮をかき分け探検モドキのルートを行く。正規の登山道と合流した時にはタイムの割にはヘロヘロ状態だった。大休止をして充電、山頂を目指す。山頂台地は4等三角点はあるが眺望はないので少し戻り、鹿嵐山が眺められる所で昼食にした。

中盤コース:踏跡はハッキリしているが院内特有のアップダウンの激しい尾根歩きとなる、低山なれど中々厳しい、トキハデパートの業務用階段を屋上まで2回上がったり下りたりするよりも辛いかも…とか言っている間に車道が見えて来る。

ここから後半またまたミステリールート、地図と勘を頼りにKさんがリーダーを務め無事駐車場へと戻る。

【仙岩山展望所】

 帰りに往復30分ぐらいで行ける仙岩山展望所に寄る、ナイフエッジの様な尾根からの眺望はまさに圧巻・絶景!今日歩いたルートを眺めながら充実感いっぱいになる。「秋にこの景色だけでも見に来たいね」と誰かがつぶやく。

(写真)

正面の仙岩山目指して出発/古い鳥居とユニークな仁王様

仁王様と記念写真/宝陀寺奥の院  

小さな石仏が多数/仙岩山の岩峰

急斜面を下る/岩壁をよじる

山頂/眺望なくても楽しい一時

昼食タイム/ポイントでは必ず地図読み

藪椿がいっぱい/展望所案内板

カメラに収め切らない仙岩山/ヤセ尾根

 *2021年 3/6(土)曇り 【雨乞岳・黒岩山・倉木山縦走】19人 

 (レベルB)

雨乞牧場の林道を詰め、ゲートの所から出発する、林道は未舗装なれど木材の切り出しが始まるのか整備され通りやすい。

9時出発)コンクリート道から山道に入りやがて尾根にでる←雨乞岳・黒岩山→の小さな標識があり、とりあえず左へ。軽いアップダウンを繰り返してスタートから1時間もかからず雨乞岳に着く。 

三角点にタッチ後、先ほどの尾根分岐まで戻り黒岩山を目指す。縦走路は植林帯でもともと展望の利かない地形なのだが濃いガスに覆われているので何処あたりを、どっちの方向に向かっているのかさっぱり分からない、方向的には西へ、尾根を外さないように進めば問題ないはずだ。

 倒木が道をふさいでいる所は下をくぐったり上を跨いだり、薮漕ぎをしたりしているうちに黒岩山に到着した。 

 ここからルートは直角に右に曲がり100mの激下りとなっている(縦走路、要注意ケ所の一つ)。このころからガスが徐々にあがり樹幹から周囲の山が見えるようになる。ピークを一つ、二つ越え三つ目の鈍調なピークが城ケ岳・倉木の分岐になる。今日は城ケ岳には行かないので倉木方面に下る。 

 時間は13時前、計画書で「体調次第で倉木山に登るかも?」としていたので相談すると19人中17人が登る事に、標高差150m、かなりの急登だが本日の歩き足りなかった分を取り戻すように元気に登って行った。30分で倉木山頂。運転手さんは車のところまで戻るが他の人はそのまま倉木登山道を下り登山口で合流した。

【写真】

ゲート横からスタート/白テープは鹿避けのおまじない?

20分程コンクリ道を行く/尾根分岐

雨乞岳/②雨乞岳

黒岩山/②黒岩山

昼食/ガスあがる

倉木山/②倉木山

  城ケ岳 

2021年 2/23(火)晴れ 【福万山】レベルA 24

年明けに登山口の偵察に行った時は警備員さんに挨拶してスムーズに通れたのに今回は「重機が入っていて危ない」と注意され通行を止められる。ならばと上の別荘地まで車を上げ途中から入山することにした。 

山麓の上方では太陽光パネルの工事が行われている。とにかく広大な土地整備で23年掛かるらしい。完成したら久住山から反射するパネルが見えるのではなかろうか? 工事現場の下部を横断し登山道に合流、谷沿いに登り杉山にはいる。 

15分で左折し谷を渡る、冬枯れの雑木林を抜けると厳しい登りが始まる。急登だが周りの景色が見える様になるのでゆっくり登ればそんなに辛くはない。

やがて尾根に出て稜線歩き10分で山頂に着く、春らしい天気で遠くの山々は霞んで見え山容がはっきりしない、記念写真をとり下山途中の草原の中で昼食にする。 

下山路の東尾根は悪路ではないが激下りで「オットットットッ」とか「アッちょっちょ!」とか言いながら草木につかまりアッという間に下りてしまった。急遽車移動して山への取付き点をかなり上にしたので山行タイムが1時間程短縮され、もの足りなかった人もいたかもしれない。 

穏やかな小春日和だったのにユムタ高原の原野をのんびり歩けなかったのが心残りとなった。

【写真】

工事現場の横を邪魔にならない様に…/広大な工事現場

枝打ちされた杉林の中/冬枯れの雑木林

草原の草付き(急登)/爽快な尾根歩き

もうすぐ山頂/山頂

記念写真準備/パチリ

お昼風景/秀麗な由布岳

2021年 27日(日)曇り/晴【久住山:牧ノ戸コース】レベB 15

 

 山の天気はままならぬ。大分市を出発した時は上々の天気だったのに長者原を過ぎた辺りからどんよりとした天気になり、全く景色の見えないガスの中の山行となった。

 雪の少ない久住を敬遠してかコロナ禍の影響か駐車場には余裕があったのは幸いだ。何はともあれ年に12度の雪中登山を楽しもうと(8:50)牧ノ戸を出発する。沓掛山までのコンクリート道は毎度腹立たしいほど息が上がる(ゆっくり歩けば良いのだが…)

 登山道は雪と氷のミックスで下山時が思いやられる、アイゼンを着けるか悩みながら面倒くさがってそのまま歩いてしまった。久住分れの避難小屋が新築されて立派になっている、中も快適で好評だ。あとトイレが課題だが何せ登山者が多いので抜本的な施策をとらないと解決は難しいだろう。

 本日の行先は久住山なのだが「御池を見たい」との意見が多く二手に分かれることにした。久住山頂に向かう健脚5人を見送り、左にルートをとる、空池の横を一登りすると御池があらわれる。山上に浮かぶ御池は春よし・夏よし・冬も良し、いつ来ても素晴らしい癒しの場所だと思う。氷の上で記念写真を撮り遊ぶ、このころから日が差すようになりぐんぐん天気が回復していく。避難小屋まで戻り久住組と合流し昼食にする。下山の登山道は日差しのおかげでぐじゃぐじゃの田んぼ状態、朝の様に凍ってないので滑る事はないが大変だった。

【写真】

牧ノ戸登山口/ガスで視界10

霧氷の中を進む/久住山に向かう健脚組

御池に着いた/救助犬ラッシー?

一度やってみたかった/氷の上で遊ぶ

氷上記念写真/御池

避難小屋まえ広場/記念写真

 

本日の久住山

2021年 1/16(土)晴れ 【太平山(扇山)】 レベルA 20 

 干支の「丑」関係の山としては国東と院内に牛嶽・牛岳があるがあまり興味がわかない。世の平安を願って太平山はどうだろう、コロナ禍のなか年の始めとしてピッタリではなかろうかと云う事で苦しいこじ付けではあるが別府の大平山(扇山)に登る。

春のようなおだやかな天気で絶好の登山日和「さくらの園」から登山開始、春の桜の時期はさぞや見事な花園になるだろう桜斜面を直登して防火帯に出る。眼下に広がる別府市街の素晴らしい景色を眺めながら一休み、ここからは草原の中の横歩きとなる。山裾の防火帯に沿ってのトラバース道はしっかり踏まれているので冬枯れの時期は迷う事はない、別府一周トレイルコースにもなっているようだ、30分で林道に合流する。

コンクリ―との林道を進むと「ヘビの湯」なる秘湯が谷筋に見える、ワイワイと上から覘かれ出るに出られぬ男性が一人入っていた。やがて林道から分れ本格的な山道に、北斜面になるので先日の雪が少し残っている。ジグザク道を40分で山頂に飛び出る。太平山(扇山)は草原になっているので文字通り山から飛だす感じで着いた所が山頂になる。日出から高崎山までの景色は圧巻で感動モノだ。時間は10時半、昼食には若干早かろうと下山の途中でお昼にする。 

岩場があるわけでなし、草付きの一見おだやかに見える太平山も実際に登るとかなりの急斜面で、なめてかかると泣きをみることになる。簡単なようで少し厳しい、私の好きな山の一つだ。

【余談】

山行案内に下山後「ぜんざい会」となっていた。

しかしコロナ禍の中、もしも、万一、何かあったらと残念ながら中止にすることにした。新年の行事として内心楽しみにしていた人もいたでしょうに(>_<)次回期待して下さい。

【写真】

さくらの園/防火帯にでて一休み

防火帯に沿って進む/途中にこんなモノが

ヘビの湯を覗見/山道にはいる

山頂広場/会の平均年齢を下げてくれる三人娘

記念写真/下山開始

激下り/至福のひと時

昼食タイム/もうすぐ下山口

 

 花の写真集

本谷山のあけぼのツツジ
本谷山のあけぼのツツジ
擬宝珠山のカタクリの花
擬宝珠山のカタクリの花
妙高山のサフラン
妙高山のサフラン
一の峰のマツムシ草
一の峰のマツムシ草
大船山の紅葉
大船山の紅葉