*2023年12月2日(土)晴れ 「檜原山」(レベルA) 参加者15名
朝は気温6度とかなり冷え込んだが、天気は快晴微風と絶好の山行日和となった。労山山行としては久しぶりのレベルAで気持ちも少し楽であった。
朝8時出発。東九州自動車道院内インターで降り500号線を耶馬渓方面に向かい、国道212号線に入った。小国方面に向かい、耶馬渓津民方面に右折して程なく檜原山。正平寺駐車場に到着(9時40分)
本日のリーダーNさんより地図をもとにコースと山の特徴の説明を受ける。この山の魅力は山中に点在する数多くの磐座(いわくら…神が天下る岩)や護摩焚岩などの修験の修業跡を巡る山行になるという。
10時出発 正平寺社務所の前を通り檜原山の梵字鳥居をくぐり落ち葉の階段を登ると正平寺本殿に到着した。
752年、山を「檜原山」、寺を「正平寺」と称するようになり豊前山岳仏教の修験霊場として先月山行の求菩提山とともに英彦山系で隆盛を極めたそうである。
グループ代表の1人がお賽銭をあげ、その他大勢は後ろに並びお参りした(笑)
20分程で押別岩を経て“親不孝者は通れない”という針の耳に到着。思ったより狭く、膝を岩におもいきり打ち付けた。皆さんも気を付けましょう。
何とか全員無事に通り抜けできたので今日のメンバーには親不孝者はいなかったのでしょう(笑)。ちなみに“針の耳”とは…糸を通すための針の穴は耳の穴に似ていることからの由来らしい。
35分程して「上宮・奥の院」を経て山頂到着、汗もかかず水もほとんど飲まず、久しぶりにレベルAを実感した。みんなで集合写真を撮り10分程で下山開始。
下山は左の周回コースをとる、時間はたっぷりあるので途中の護摩焚岩、行者岩、弁天岩、天満宮岩、金毘羅岩、大神宮岩を一つ一つのぞきながら正平寺駐車場に戻った。駐車場の傍にある小さな池のほとりで昼食タイム。小春日和になりゆったりできた。
昼食後は別ルートで700m先の千本かつらを目指す。千本かつらとは? かつら一株から十数本に分かれその高さと株の周りは共に10m以上ある大木の事である。それは圧巻そのものでありすごいものが見られて大満足だった。
12時30分駐車場まで戻りリーダーNさんの締めで解散、本当にありがとうございました。
最後に一言‼いつも美味しい柚の甘露煮を用意しているⅯさんに感謝です。(作るのに大変なのにいつもすいません)それから帰りに温泉に入れればなおさらベストでした。次回期待しましょう(笑)。山行タイム:2時間45分、距離3.5㎞(H記)
写真:
出発 / 鳥居と階段
正平寺本殿 / みんなでお参り
手水鉢には薄氷が / 狭い針の耳をくぐる
急登場面もある / 上宮・奥の院
檜原山頂 / 美女 大岩に登る
豊前方面の眺望 / 中の広い岩窟もある
昼食① / 昼食②
千本桂
*2023年 11/18(土)曇/晴 【求菩提山周回】レベルA ・参加者20人
豊前インターから求菩提山へと車を走らせているとフロントガラスに降る雨がみぞれ混じりと変わってきた。事前にチェックした天気予報では今日は曇りのち晴れのはず、冷たい雨も午前中までと自分を慰める。
集合場所の駐車場に全員集合しリーダーより本日のコースの説明。 8:50 出発。
雨で濡れた地面は滑りそうで慎重に、黄色に色づけずに散ってしまった銀杏の葉っぱ達が無念そうに見上げているかのよう。あたりの空気は冬の冷気を纏っているようで、指先が次第に冷たくなってきた。獅子の口を過ぎた辺りから時折光が差してきて、前方の鳥居の先は後光が導いてくれているかの如く感じた。しらずと身も引き締まります。
資料によると、求菩提山は平安末期に宇佐郡出身の天台宗の曽、頼厳によって再興され、そこに古来よりの山岳信仰をベースにした修験道が芽吹く事になったそうだ。この時代の宇佐郡とは豊前国の事であろうが、大分県民としてはちょっと身贔屓めに山に親しみを感じました。中宮の先は鬼の岩伝説にある850段の石段登り、「休まず登るぞぉ!」 リーダーの叱咤激励の声が掛かる。9:40 上宮着(山頂)。
辺りの木々にうっすらと積もった雪景色とひっそりとした宮の様子はお似合いだ。
しばし休憩、ここでMさんからの差入れ、毎度我々の舌を甘やかしてくれる美味しさ、皆の顔もほころぶ☺有り難うご座います!
この後、護摩場跡まで下ったところで虎の宿に向かう事になった(あたし初めてのところ興味津々)鞍部まで下った目の前には、雪を纏った伐採された山!どうやらこれを登るらしい。“想像してたんと違う、完全に雪中登山やないかい” 一歩一歩雪山を登る、虎の宿の標柱のあるところに着いた。祠のような物が有るのかと思っていたが、全然違っていた⁉
各々写真撮影の後、護摩場跡まで引き返し昼食タイム。
下山は周回コースをとり五屈巡りを賑やかに辿る、最後のお祓場が現世と来世の結界らしい、気のせいか(キット気のせいだ!)心身とも再生されたようで、あたし良い人になったかも…のテンションマックス! 12:50 登山口に全員無事に下山。
予想外の雪山となり、まだ冬の寒さに慣れて無い体には冷風がこたえました。しかし「敢えて苦行を為す」の修験者の心にちょっとばかり触れられたような清々しさの残る山行でした。(TK記)
(写真)
座主園地出発 /誰もが手を入れたくなる
深山幽谷の雰囲気 /中宮
850の石段(苦行25分) /上宮(白っぽいのは雪)
求菩提山頂標識 /縦走路を先へ進む
思わぬ雪中登山 /虎の宿ピーク
虎の宿説明版 /前方のピークは求菩提山
護摩場跡で昼食 /求菩提山5窟巡り①
求菩提山5窟巡り➁ /駐車場に戻ってきた
*2023年11/5(日)曇り【日向岳・水口山】
レベルB(参加者23名)
天気を心配しながら、猪の瀬戸湿原から総勢23名で出発(8:20)
早速、木々の美しい紅葉が迎えてくれる、足元にも色とりどりの落葉絨毯。
美しい大自然林の中を緩やかに登っていく。ここ彼処に真っ赤なもみじに錦の絨毯があらわれシャッターチャンスに忙しい。登山口から由布東登山口まで50分。ここからは登り慣れた道を日向岳に向かう。登るほど空が明るくなる。それにしても11月だというのに汗だくの登りはいささか閉口モノだ。日向越えから20分で日向岳山頂(10:10)。季節外れのミヤマキリシマが咲いていた。
本日の目的地一座(日向岳)完登、由布正面登山口に向けて由布山麓をトラバースする、紅葉を楽しみながら45分程で由布山正面登山口の草原にでた、由布岳を背ににぎやかに昼食タイム(11:30)。
お腹を満たし、由布山正面登山口より、対面の水口山へ。コンクリート道にここでも落ち葉の絨毯、足に優しいねと楽しく登って行く。水口山山頂(12:40)。風のいたずらか、木の葉が舞い落ちるキラキラした風景。乙女等は松ぼっくりでハートのオブジェを作り、「女子会集合!」と写真撮影にいそがしい。(なんと、黒一点おちゃめなKさん、ちゃっかり写ってました。)
水口山からの下りは自然歩道に入る。急斜面で踏み跡は薄くかなり危険そう、本日最大の難所、ここは気合を入れてとリーダーから声がかかる。こんな下りは、山側に体を寄せてとアドバイスの声。一歩一歩慎重に歩を進めていると、頭の木の上に大きなスズメバチの巣を発見。慎重に、静かに、急いで下りました、幸いにもハチは飛んでいませんでした。(頭上と足元に地獄を感じた一瞬でした)
モミジ公園で、国東の有名人「じなしさん」夫婦にお会いし、少しお話をすることができました、偶然の出会いに感謝です。
氷室小屋跡を通り、猪の瀬戸湿原へ。キツネノカミソリの群生地として知られていましたが、今年はほとんど花が無かったとか…。来年は見られる良いなと思いながら、(14:10)猪の瀬戸に帰り着きました。
ゆったりとした登り下り、目にも鮮やかな赤や黄色、緑と楽しませてくれた紅葉。
目にも優しい、足にも優しい、秋を満喫することができた山行でした。(M記)
(写真)
猪瀬戸出発 / 紅葉①
紅葉② / 紅葉③
紅葉④ / 紅葉⑤
由布東登山口 / 紅葉⑥
日向岳 / 紅葉⑦
由布岳はガスの中 / 水口山
ハートマーク / 女子会
水口山の紅葉 / 猪瀬戸に戻ってきた
*2023年10/21(土)晴れ 「三俣山(マイヅル尾根)」レベルB’・参加20名
長者原に8時30分集合、紅葉真っ盛りの三俣山、先輩方々から聞いて楽しみにしていたマイヅル尾根を初めて登る山行です。
長者原の規定駐車場は満車状態、臨時駐車場を利用して、平治号前に集合。長澤会長から本日のコースの説明を聞き(8:40)出発です。
歩き慣れたタデ原から木道を歩いて林の中へ、まもなく指山自然観察路の分岐へ、分岐から谷をわたった先にマイヅル尾根への入り口がありました。(「こんなところからだったんだ!!」というのが感想です)
入り口からはテープも踏み跡もほとんどなく、尾根に取り付いて急登を登ると大岩にあたります。本ルートの中間地点になるようです、ストックはしまうよう指示があり、それからは四つん這いになりながらの更なる急登でした。周りの紅葉を楽しむ余裕が有りやナシ?「まだかな?」と息をきらして登ること約2時間、頭上が明るくなって、錦色の三俣山北峰の先に飛びだしました。北峰登頂(11:40)。どこを見ても赤やオレンジ色、皆さんの笑顔を見ると嬉しさ倍増の幸せな気持ちになりました。思い思いに写真を撮った後、大鍋へ下ります。大鍋の底で(12:00)ぐるりと紅葉に囲まれた場所での至福の昼食タイムです。
昼食後は大鍋から三俣山お鉢の一番低くなっている所に登り返し、お鉢のふちを歩き、小鍋をながめて、雨ケ池の直登ルートでの下山です。こちらも急坂で緊張しながら約1時間で雨ケ池に到着(14:00)しました。雨ケ池からは歩き慣れたいつもの登山道。リハビリ中のため別コースで近場を散策していたK副会長さんと合流し、楽しくお喋りしながら長者原に(15:30)下山しました。
スリリングなバリエーションルートでの三俣山の紅葉観賞、人の多さに敬遠するトップシーズンの休日だというのに、登りも下りも貸切の登山道で楽しめました。
Mさん、今回も美味しい柚子の甘露煮の差し入れ、ありがとうございました。元気がでました。
山行計画書は1か月半程前に決まるのですが、よく一番綺麗な時期を予想できるものだなといつも感心してしまいます。(Y・M記)
(写真)
タデハラ湿原 / 林の中を行く
マイヅル尾根入口 / 尾根取付き / 北峰
北峰➁ / 大鍋へ下る
大鍋の底① /大鍋の底➁
3美女 / 紅葉をバックに!
名残惜しいけど…/ おまけの大船
*2023年 10/7(土)晴れ 【津波戸山】レベルB‘ 参加者21人
7時半集合、車に分乗して出発。途中トイレ休憩予定のファミマが閉店していたため先のローソンに変更。お店のトイレをお借りしたので素通りもできず「持ってるんやけど…」とか「何か買わんとなア」と言いながらコーヒーやパンなどを購入、確かに…先輩方の心遣いに頭が下がります。
8:47松尾地区駐車場、現地集合の組と合流し21名になる。たまたま地区の方がいて「登山ガイド」の冊子をいただいた。簡易トイレは100円。
目指す津波戸山の尖った岩峰を見上げながら緩やかな上がり坂を20分行くと登山口の案内板あり、さらに20分で海蔵寺跡に着く。せっかくなので少し寄道、趣のある石段をあがると森の中の更地に小さなお地蔵様が一体、お寺の在りし日の景色が偲ばれます。
ここから本格的な山道になり岩場、鎖場、トラバースの連続です。二つのグループに分かれて、声を掛け合いながら慎重に登ります。こういう場所ではグループ力を強く感じます。一人では不安で足が竦むところです。可愛いお地蔵様たちに挨拶しながら岩場を這い上ると最初の難関「左京の橋」です。かの天念寺の無明橋よりも幅が狭くはかなげで、高所恐怖症でない私でもドキドキと緊張しました。お地蔵様たちは2体ペアでいらっしゃって表情も様々、苔をまとわられたモノもあり参拝者を楽しませて下さいました。高度をかせぐにつれて視界も開ける、紅葉の始まったすばらしい景色を楽しみながら岩場の稜線を上がったり下ったりして行くこと1時間半、水月寺奥の院です。登山者休憩所となっていますが中は暗く狭く湿っぽい、雨宿りならともかく外で自然にいる方が心穏やかな気がします。
11:48 津波戸山登頂。広場にある頂上標識が壊れていて、とても地味で気付きにくいです。(腹減った~ と云う声あり)先にある展望所へ…。
12:04展望所で昼食タイム。青空ではないが涼しい登山日和。遠くの山々、眼下に宇佐平野の眺望がすばらしい。後からきた福岡の4人組は途中で少し道迷いされたようで帰りは同行させてくれ!と言っていた。低山とはいえ経験者と一緒でないと登れない山です。帰り道も急坂でガレ場の谷筋を下りていく、夫婦岩横の隙間をぬけると大きなお地蔵様が! よく見ると弘法大師立像でした。足元のプラスチックケースの中に地元愛好家の手作りの木札が入っていて自由にもらえる様です。
ここから左手の岩峰に攀じ登り88番札所まで東峰の空中散歩を堪能しました。
14:15駐車場、21名元気に無事下山しました。グループ力があってこそ登れた山!
みなさんありがとうございました。(佐伯/EAST記)
(写真)
松尾地区駐車場 / 海蔵寺跡
岩登りの始まり / 絶景(西峰)
左京の橋(難所)/ まだまだ余裕あり
岩峰聳える山頂 / 針の耳(難所)
水月寺奥の院 / 最後の登り
山頂 / 激下り
大師像 / 東峰80番札所あたり
*2023年 9月16日(土)晴れ【烏帽子岳·杵島岳】レベルB (17名)
朝7時七瀬公園に集合して出発、別府組と大分市東部組は現地集合。
9時阿蘇草千里駐車場に全員集合、17名の参加者。点呼後長澤会長から地図を配布され、コースの説明を受けてスタートする。
道路を横切り観光用の馬の放牧地となっている草千里にはいる。足元にはゲンノショウコがあちこち咲き誇り秋を感じる。
すぐに前を歩く団体さんの雰囲気が少し違うのに気が付く、なんと新婚さんが前撮り撮影に訪れているようだ、二人にとって阿蘇は記念の場所なのだろう。賑やかな当グループも少し神妙になり、優しい眼差しで新婚グループに挨拶する。遠い昔のことを思い出す人、私ももう一度と思う人、一回で十分と悟っている人…みんな若い二人の幸せを願いつつお裾分けを頂く⁉
幸せな気分になって足取り軽く駒立山に一登り、新婚さんを振り返りつつ烏帽子岳へと向かう。火口縁の地獄垂玉分岐に取りつき烏帽子岳方面へ、所々崩落跡があるもロープが張られ登山道は整備されている。猛暑の名残を感じる暑さのなか、時おり吹き抜ける風や足元の花々に秋を感じ、雄大な景色にも癒され元気をもらう。山頂間近の急登を上り詰めると烏帽子岳山頂。駐車場からの見た目より意外と早く着いた感じを受ける、360度ダイナミックな阿蘇の風景を堪能する。
周回コースで急坂を下山して草千里駐車場で大休止、軽いおやつを食べて、もう一つの杵島岳に向かう。道は草原の中にあり舗装されている。まわりはススキに覆われ、青空とのコラボが素晴らしい。ルンルン気分でいたら、徐々に傾斜が増し魔の800段の石段になる。杵島岳には観光客がズックのままで気軽に登っている、一応登山者としてはここは頑張りどころ、途中一回の休憩を入れ、何とか杵島岳山頂にたどり着いた。
(頑張ったご褒美)こちらも山頂からの景色は素晴らしく、阿蘇の雄大さに改めて感動した。昼食を済ませ12名はお鉢回りに向かい、十分楽しんだ5名は一足先にゆっくりと下山する。13時45分全員無事に下山。
雄大な阿蘇の風景を満喫しながら風も爽やかに、秋の花も愛でることができた楽しい山歩きでした。お疲れさまでした。(M記)
(写真)
出発前 / 草千里
新婚さん / おじゃま虫?
駒立山 / 草千里を横切る
烏帽子岳山頂 / 穏やかな阿蘇火口
烏帽子からの下り / ススキの穂が美しい
杵島岳の登り / お昼タイム
撮影準備中 / 集合写真
*2023年9月2日(土)(曇り) 【福智山】 レベルB 23人
5月の「南阿蘇外輪山縦走」以来今年2度目のバスハイク。
7時定刻に七瀬川自然公園を出発し別府湾サービスエリアで別府組メンバーと合流。登山口には予定を少し遅れて9時過ぎに到着。今日のガイドを務めてくれる甲斐さんが待っていてくれた。(甲斐さんは先の富士登山遠征の際に、遠征メンバーの皆さんが知り合った方で福智山登山のベテランさん。感謝)
登山口に掲示されている登山道案内図を見ながら簡単に今日のルートの説明を受け、登山開始。天気は曇り、陽射しは弱く木陰の登山道で鳥の声や季節の花、時折見える麓の風景に癒されながら歩を進めるも登山口付近から急登、急登の連続。湿度も高く、皆さん汗だくだくになりながら山頂を目指しました。いつもの事ながら、メンバー皆さんの健脚ぶりには脱帽してしまう。熱中症の危険もあり、休憩、給水タイムはいつもより短い間隔で取られ、エネルギー補給のための差し入れも頂いた。感謝。
山頂付近では、まだ緑色のススキの周りを飛び交うトンボの姿も見られ秋の気配を感じることができた。3時間弱で山頂に到着。大きな岩があちこちに見られ、少し離れた所に展望のための岩とも思わしきひときわ大きな岩が鎮座していた。その岩の上に登って写真撮影するメンバーも数人。
山頂間近で、脱水症状と思われる体調不良のため登頂をリタイアするメンバーが現れた。いつも元気一杯の方であったから意外だったが、他のメンバーが登頂する間、木陰で少し多めに休憩して復調し、元気に下山できたのでひと安心。この時期の登山は、熱中症、脱水症などへの対策を自分が必要と考える以上にとることが大切だと認識した。
下山は登りと違うコースを辿ったが、当然ながら急下りの連続。加えて登山道が濡れていてよくすべる。要注意。慎重な足運びで全員無事に下山できた。
およそ5時間半の行程、急登、激下り連続の結構タフなコースを汗だくになりながら歩き抜いたメンバー皆さんから今日も元気を頂きました。感謝です。
(追記)
下山の途中、森の中にひときわ目立つ大きな岩が見られました。人が手を合わせて祈っている(??)ようにも見え、きっと名前があると思い調べてみたら思いの外「カブト岩」の名前が付けられていました。(MH 記)
(写真)
登山コースの説明/急登①
急登② / 登山道に咲く花①
登山道に咲く花② / ふもとの風景
山頂の大岩に登って記念写真/山頂風景
集合写真/下山途中に見えた大きな岩
令和5年度大分労山県外遠征富士登山 山行記
令和5年8月22日(火)~8月24日(木) 参加者6人
令和5年度大分労山県外遠征先は富士山と決まりました。参加希望者は7名で、それなりの準備に取り掛かった。「日本一の富士山」への期待は大きく、楽しく資料集めをした。まずはコース地図。予想されるルートは大きく4つあり、今回は富士宮口五合目から宝永山を経由して六合目で御殿場ルートに合流する。そして頂上へ。帰りは六合目から大砂走りをドッと下って御殿場口新五合目バス停留所に至る通称「プリンスコース」といわれるルートに決めた。このコースは今上天皇が皇太子時代に歩いたコースだという。
第一日目(8月22日) 8月19日にJR切符を手配し準備は整った。天気予報アプリを何度も開き、一喜一憂しながら、当日を迎えた。牧さんが体調不良でドタキャンになったが、6名無事列車に乗り込み新富士駅へ向かう。ソニック、新幹線と3回乗り換えて新富士駅に予定通り15:07到着した。早々に予約のタクシーに乗り込み富士宮口五合目に向かう。
途中富士山本宮浅間神社か山宮浅間神社に立ち寄りたかったが、強く言えずしかも曇り空なので、遥拝所から富士は望めないとあきらめた。登山区間の富士スカイラインに入ると樹林帯の中をジグザグに上って行った。森林浴気分で気持ちが良いドライブができた。話好きの運転手さんによると、この富士山スカイラインは静岡県独自予算で整備した。そのためか道幅は狭く、駐車場も狭い。一方山梨県の富士スバルラインは国費で整備したため道路は広く、広い駐車場を持っているとのこと。一時間ほどで富士宮口五合目に着いた。テレビで見る吉田口登山口の雑踏はない。静かなものだ。はやる気持ちを押さえて宝永山荘へ出発する。とりあえず出発の記念写真パチリ。ゆっくり20分で到着。写真で見知った入口看板表示に安心する。雲が多くあったが眼下富士宮市街、相模湾が見渡せた。入り口は登頂記念のサイン入りフラッグが一面飾られてにぎにぎしいロビー(土間)である。宿泊受付でリーダー長澤会長が「日本勤労者山学会員割引は効くか?」と尋ねたところ、そんなのは知らんが、制度があるのなら「してやり!」とおっしゃるではないか。えっと?驚くやら、おおらかなのか。女将はいい人らしい。18時から夕食タイム。メニューは富士山定番のカレーライスだった。お代わりなしにはちょっと参ったね。さらに寝床はコロナが緩んだとはいえ依然どおりの布団1枚2人の6人詰め込みでした。やれやれ…。おまけにトイレが屋内にあるのはよいが落とし便所でにおいがちょっと気になった。結局自分は用が足せなかった。
第二日目(8月23日) 翌朝は6時出発予定なので、4時半過ぎゴソゴソと起き出し出発準備に取り掛かった。外はガスっている。朝食はすでに弁当をもらっている。自分(河野)と切封さんは、昨夜少し早弁したので目減りしている。霧雨の中、予定通り恒例の出発式を行い登山道に出た。15分も歩くとドーンと宝永山とその第一火口が現れた。どちらもでっかいなあというのが第一印象である。火口に降りると風がないので朝食タイムとする。宝永山登り斜面には先発のパーティーが取りついていたが、あまり動いているようには見えない。火口はそれぐらい大きいということか。われらも腰を上げ登りにかかった。フーフー言いながら宝永山西火口斜面を登り山頂を目指す。相変わらずの霧の中宝永山に着いた時も眺望はない。ここまで1時間30分。
ここから六合目、砂走館に向けて小粒の火山岩の道を登り始める。9時過ぎ小雨が横殴りになってきた。標高3000mのわらじ館の軒下を借りてちょっと雨風を凌ぐ。さらに砂走館を通り抜け見上げる登山道を50分ほどかけてゆっくり登る。ほどなく今日宿泊する赤岩八号館に到着した。体が雨と汗で濡れている。靴を履いたまま小休止する。豚汁と甘酒をそれぞれ注文する。どちらも体が冷えているので美味かった。霜田さん曰く、「ここの豚汁は美味しい。だから、ここのカレーは美味しいと見た」おまけにカレーはお代わり自由だと!30分ほどゆっくり休んだ。とりあえず使わない荷物はここに預けて出発する。富士山登山はどのコースも8合目あたりから突き上げるような壁に見える登山道になる。9号目はまだか、まだかと登っていった。そして右に大きく曲りをとった時目の前に山頂の鳥居が見えた。やれやれ、みんなに遅れを取りながらも到着した。
雨が上がり、山頂噴火口の迫力はすごかった。小休止昼食をとって剣が峰に向かう。浅間神社奥社には帰りに寄ろう。霧の中馬の背を上る。浸食がひどいのか大型ユンボが土留め作業していた。西からの風が強い。帽子を飛ばされぬよう注意する。剣が峰はほぼ貸し切り状態だ。記念の写真を撮って13:30下山する。トイレ休憩の間奥社に寄って御朱印をゲットする。ここで失敗したのは、高齢者登拝者名簿(70歳以上)に記帳すると記念品が授けられるとブラタモリで見たのを忘れていた。銘の入った白い「法被」だったような気がする。疲れていたのだろう。下りは一本道各々ペースをとって下山した。河野と雪野さんは15:00到着。合図の釣り鐘を一つ鳴らす。「着いたドー」と。夕食は17時。時間まで外の景色を堪能する。山中湖、相模湾、宝永山、富士宮市街さすが富士山だ。この宿には今上天皇が皇太子時代宿泊したという写真が飾られていたので女将にその時の話を聞いた。私から「大分にも皇太子時代4・5度ほど来県されていて、その関係者はみんなその人柄をほめているのですよ」と話をしたら、「私も同感です。それが帝王学でしょうね」とおしゃっていました。さらにそのお子さん敬宮愛子様を皇太子に❣などの話まで弾んだのです。女将は今上天皇徳仁陛下のファンになったに違いない。きっとそうだ!と思う。
夕食はカレーにラッキョウ、福神漬け。ここは自分で好きなだけご飯を盛る。お代わりしなくていいように大目についだ。ラッキョウがおいしかった。寝床はウナギの寝床方式だ。一人布団一枚なので狭いながらも睡眠がとれた。
第三日目(8月24日) 今日は5:30出発。3時半に起きた。まだみんな起きてこない。音を立てずにゴソゴソする。トイレを済ませる。ここのトイレは屋外バイオトイレでにおいは少ないのがいい。張り紙に「うんことおしっこはすべて分解します。終わったら攪拌のスイッチを押してください。」とあった。さらにそれ以外は分解しないのでバケツの中にいれよとあった。
明け方4時くらい雨が降っていたが、ご来光組の登山者は雨の中登って行く。何とか晴れよという願いか、5時には雨が上がった。朝食をとっていたらワッと歓声が上がった。朝日が上がったのだ。皆なしてパチパチと撮影していた。なるほど朝日は厳かな雰囲気がある。食事を済ませて出発の準備も整い表に出る。雨は上がった。いよいよ大砂走りが待っている。女将を入れての集合写真を撮って出発する。うすい靄の中下山を始める。怪我は下山中に多いという教訓を意識して躓かないように歩く。女将曰く。2時間で着きますよと。こちらの計画予定は3時間。雪野さんは慎重に降りるから4時間を見ているとぼそぼそとつぶやく。リーダー長澤さんは列車の接続時間が気になるので気が気でない・・・。岩場を過ぎて砂走館、わらじ館を過ぎ、砂走りコースに入る。ズルっと足が滑るのでバランスが気持ち悪い。しばらく足さばきを練習しながら下る。20分も下っただろうか、富士宮コースとの分岐点に着いた。ここから御殿場名物大砂走りに入る。村上、霜田、長澤さんらは慣れたもの。すたすたと下っていく。雪野、切封さん、河野はマイペース。村上さんは「一歩足を出せば四歩分進む」と下り大砂走りを表現しています。踵からズンズンと踏み込んでいく感じが良いようだ。でも体重が乗っかるから疲れる。しかし下山スピードは早い。みるみる山は遠ざかっていく。終わり間際には大きな虹が現れて、われらにエールを送ってくれているようだった。(写真)結局大石茶屋の休憩など含めて2時間30分で降りてきた。みんな予想外の大健闘だ。大砂走りは面白かった。毎年8月ここで開催される富士登山駅伝レースを見たいものだ。きっと迫力満点だろう。リュックを整理する間もなく迎えのタクシーが来たので御殿場駅に向かう。駅到着も予定時間より早く着いたのでひとつ前の三島行き列車に乗ることができた。三島では極楽湯という銭湯に向かう。次の列車時間まで十分余裕があったのでゆっくり休むことができた。さらにここの施設は富士開山中は登山割引を行っていて、リュックなど見せて入館料10%オフで利用できた。
13:46ひかり513号に乗車すると新大阪16:23 小倉19:11 別府20:32 大分20:42
お疲れでした。 文責 河野 啓二
(写真)
これが見たかったのだが・・・/山内浅間神社遥拝所からの富士山
ワクワクの富士宮登山口/御朱印をゲットした頂上朝間大社奥宮
天気ならば・・・・/赤岩八号館の女将と一緒に。
(その他写真集)
富士宮口出発・二日目恒例の出発式
富士山頂神社・普段は行列ができる山頂標識の前で
影富士・大砂走をかけ下る
振り返ると虹が…・富士山御殿場口登山道開通140周年記念タオル
*2023年 8/11(金)曇り 「崩平山」 全国山の日行事 レベルA 16名
「全国山の日行事」として今年も大分県下の山岳団体(大分県山岳連盟、日本山岳会東九州支部、大分勤労者山岳連盟)で取り組みました。
登る山は、くじゅう山群の絶好の展望台として知られる『崩平山:1288m』!
前日まで台風6号の影響が残り実行委員会としてヤキモキしたが、当日はそれなりの天気になり、山仲間との交流を楽しむ事ができた。
朝日台駐車場で10時から簡単な出発式を行い、三々五々スタートして行く。大分労山は最後尾をつとめる。コース的には危険な所は無く、落伍者の援助、補助をする事はなかった。前半は林道歩きで道も広く、比較的歩き易い。後半部分の登山道になると道は深くえぐれ荒れている、たまらず迂回路にそれる場面もある。途中一回休憩をとり11時半過ぎに山頂に到着した。山頂部は鈍調な台地となっていてテレビアンテナの基地になっている。昼食後全員写真を撮り現地解散で本日の行事は無事終了となった。(本日の参加者は一般参加者含め70数名、事故無し。)
下りは大分労山が先頭になった、みんな足並みがそろっていて早いこと早いこと!
2時間半のコースだったので歩き足りない人がいたかもしれない…。
(長澤 記)
写真
出発式 / 初めは林道歩き
荒れた登山道 / 山頂風景①
山頂風景➁ / 山頂風景③
女子会に男子が2人!/ 大分労山メンバー
左側に大分労山 / 本日のくじゅう連山
*2023年7/15(曇時々雨)【三俣山麓周回】レベルB 18人
そろそろ梅雨明け宣言が気象庁から発表されるかな?と思いつつ参加しましたが、停滞前線に南から湿った空気が流れ込んで、三俣山は不安定な天候です。
硫黄山林道ゲートからの出発です。2020年 7月10日の 九州北部豪雨で三俣山北側に3ヶ所の土石流が発生しました。2日後、安定したのを確認して、長者原入り口から硫黄山林道の被害調査に入りました。入り口から間も無く土石流、3m以上の岩が林道一面に!唖然としました!自然の驚異をつぶさに感じました。3ヶ所の土石流の幅は30~50mを走破して、最上部の砂防ダムにたどり着きました、復興までは5年は要するのではと感じたものです。現在林道は完全に修復されていますが、各所の砂防ダムはこれからです。
坊原登山道入り口から山に取付きます。毎年11月に九重の自然を守る会と玖珠美山高校3年卒業記念行事で坊原登山道整備を指導しながら行っています。生徒さんも楽しみながら作業をしている様です。スガモリ峠に到着、少し強めの風にクールダウンできました。山と山の間(キレット)Vを吹き抜ける風は自然のクーラーです。スガモリ峠を下り北千里まで、ガレ場コースを全員無事に歩けた事を確認しました。北千里はうっすらガスが立ち込めているので集団で歩きます。過去には、この北千里で濃い霧の為に遭難した死亡事故も起きています。予定時間よりもいくぶん早く、法華院温泉山荘に到着です。ここで外の大きなテーブルとベンチを利用させて頂いて昼食、風もあり快適でした。
食後はラムサール条約に登録されている坊ガツル湿原を歩きます、この湿原(少しずつ草原に変わりつつあります)は毎年3月に野焼きをします。私も野焼きに参加して湿原維持を行っています。雨ヶ池を経て指山散策路をトラバース、見通しのいい林間を歩き、登山口へ戻る。約5時間の行程で三俣山麓をグル~と一周した事になります。ナツツバキは既に開花時期を過ぎていて、地面に白い花が!…これも中々いい感じで綺麗でした。今日も楽しい山行ありがとうございました。 (HK記)
(写真)
準備体操/白い花はウツギ?
坊原登山道/本日の一番苦しい所
スガモリ峠/北千里へ下る
右前方に猿岩/法華院山荘にて
アセビ小屋に寄る/作者不詳
雨ケ池にノハナショウブは無かった/指山散策路のナツツバキ
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【清掃登山報告】2023年7/15 場所:三俣山山麓
毎年全国連盟の呼びかけにこたえ清掃登山をしている。6月の予定が雨で流れ本日実施となったのでその報告をします。
登山者のマナーが良くなり、ゴミはほとんど見かけなくなった。それでも18人でキョロキョロしながら歩いていると、登山口に帰って来た時にはそれなりに袋にたまっていた。
本日の成果:空き缶、ロープの切れ端、マスク、お菓子袋等々(2㎏、20L)
注) 写真の一番最後は、ゴミ拾いの成果
*2023年 6/17(土)晴れ【天念寺耶馬・無動寺耶馬】
レベルB’ 参加者26人
梅雨の晴れ間、雨の為2回山行が中止になり1ヵ月ぶりの山行である。今回は国の名勝に選ばれた六郷満山の天然寺耶馬と無動寺耶馬に登る。無動寺駐車場集合で8時55分に天然寺耶馬へ2班に分かれ歩き始める。
200m程の低山だが六郷満山の修行の場になっていて侮れない。杉林から急登の鎖場を越すと岩尾根にでる。岩峰の鎖場を攀じり本日のハイライト無明橋を眺める。スリル満点。その後も下ったり登ったり、岩壁をくぐったり、緊張の連続。岩場の試練が終わると余裕もでてくる。ひっそりと佇む岩屋の仏様を拝みながら天然寺に下り、かの有名な「川中不動」を見学。山上に掛かる無明橋を眺め大休止。さっきまであそこにいたことが不思議な感じがする。
A班・B班そろったところで、別ルートで天然寺峠を越え無動寺へ引き返す。お寺の奥様にご挨拶して境内の日陰で昼食にさせてもらう。お弁当を食べると元気が出る、午後は無動寺裏の岩山(通称:無動寺耶馬)に挑戦する。無動寺耶馬の私の記憶では大した事は無いと思っていたが…断崖・絶壁・岩場・鎖と歯ごたえ十分なルートが山頂まで続く。日差しも強く汗だくになった。下りも椿堂の登山口まで急下降、ロープや鎖の連続でした。
26人の参加者の皆さん良い修行が出来た事でしょう。岩場や鎖の苦手な人も居たと思いますが全員無事下山出来ました。久しぶりの山行で私も疲れました。皆さんお疲れ様でした。(K記)
(写真)
・準備体操 ・川中不動
・天念寺耶馬① ・天念寺耶馬➁
・天念寺耶馬③ ・無明橋①
・無明橋➁ ・無明橋③ ・無明橋④
・無動寺境内 ・無動寺の無明橋
・無動寺耶馬① ・無動寺耶馬➁
・無動寺耶馬③ ・無動寺耶馬④
*2023年 5月20日(土)晴れ【南阿蘇外輪山縦走】健脚コース 20人
やっと晴れた! 直近の山行は、2度続けて雨天中止となっており、今日も心配だったがなんとか持ちなおした。
今日は皆さんお待ちかねのバスハイク。3月に雨天中止となった南阿蘇外輪山縦走の健脚コースを歩きます。(地蔵峠~清水峠、12km、7.5時間)
6時、七瀬公園集合。バスに乗り込み登山口に向け出発。月廻温泉でのトイレ休憩後、南阿蘇に入りバスはぐんぐん標高を上げていく。
8:15地蔵峠登山口着。標高は既に1000m。体操後、8:25登山開始。総勢20名、頑張るぞ~~~!
5分ほどで、縦走路に出る。雨上がりで空気は澄んでいるが、あいにく阿蘇山は雲の中。
大矢岳から大矢野岳に向かう開けた草原で満開のミヤマキシリマが出迎えてくれた。
縦走路は緩いアップダウンを繰り返しながら東へ伸びている。雨上がりでややぬかるんでいるとこもあるが、歩きやすい。特に新緑の木漏れ日の中を縫う稜線歩きは、のんびりと楽しいものだった。ただ景色に変化がなく、多少単調だなと思っていると、ふいに出くわす巨木に圧倒された。
11:50 駒返峠着。木立の中で昼食をとり出発。
午後のハイライトは、キンラン。天神峠からの急登を登り終えた後に出会った。ポツンと一株たたずむ姿に感動。縦走路はおおむね木々に囲まれ眺望には恵まれなかったが、最後に清水峠手前で視界が開け、阿蘇山、根子岳、高森の町が一望できた。
予定より30分早く、15:30清水峠着。帰路に着く。
さすがに健脚コース、緩いアップダウンでも累積標高は700mを超えた。
皆さんお疲れ様でした。気持ちのよい稜線歩きでしたね。
次のバスハイクが楽しみです。(別府T記)
写真
1体操
2登山開始
3ミヤマキリシマのお出迎え
4木漏れ日の森を歩く
5巨木に圧倒される
6駒返峠で昼食
7天神峠からの急登
8キンランに感激
9清水峠からの眺望
10大矢野岳①
11駒返峠②
*2023年4月1日(晴)【霊山~本宮山縦走】レベルB 17名(男9、女8)
4日前までは雨予報で多分登山はできないだろうと思っていたのだが、一転して登山日和となった。晴男と晴女の17名が天気を狂わせてしまったようだ。
登山に先立ち会長から頂いた行動計画は次の通りであった。
*(8:30)西寒多神社第1駐車場―霊山寺―(村上新道)―(10:30)霊山―霊山南登山口―地吉―百木―(12:30)本宮山―平原分岐―高取分岐―西寒多神社駐車場
うん!ルート上にある村上新道とは? これまでも時々出で来る村上新道が霊山にもあるらしい。どこから登るのか気にかかるし楽しみでもある。当日まで待ち遠しい。
登山口である西寒多神社第一駐車場に着いたのは8時。既に多くの仲間が着いていて靴を履くなど準備をしている。いつも指定された時間よりも早く集合されるのが常である。全員そろったところので、準備体操で身体をほぐす。
(8:50) 登山開始、西寒多神社に登山の無事を願ってお参りする。その神社の横から田圃脇を通り霊山寺に向かう。途中皆さんの話題はやはり村上新道だ。それはお寺の先の林道から始まる、登り口からサイドにロープが続く急登で一気に標高差180mを稼ぎ尾根に出る。右手5分で霊山の山頂(11:10)に着く、最短のようだが中々の激登りだ。この山頂からの視界は西方面だけで正面には障子岳がどっしりと居座っていている。 さあ、今日2座目の本宮山に向かって出発だと思いきやすぐ先の霊山南登山口で昼食。再出発(12:00)。ここから長い林道歩きかと思っていたら会長が左手を指さし「ここから山に入る!」と宣う。山越えをして林道に出て、又山に取付き藪漕ぎ、途中で「ガサガサ」の音と同時に「キャー」の悲鳴、黒色の猪2頭が私たちの行列の中を通り抜けた。体当たりでもされていたら大変なことになっていたところだ。
本宮山に登頂したのが(13:35) 。山頂には櫓がある。お盆であれば口説き文句で踊りたくなるよう立派な櫓だ。登ってみると北側の大分市街と別府湾が一望できる。山頂標識は櫓に登る階段の横に物寂し気にあったので写真だけ撮った。
下山開始(13:55)。すぐに立派に整備された猫平展望台につく、頂上の景色とそう大差ない。以後右手に平原分岐と高取分岐を分け、(15:15)西寒多神社に無事全員下山した。
下山すると会長の奥さんがみえていてぜんざいを作られていた。大変美味しいぜんざいで一気に今日の疲れが吹き飛んだ。(15:35)解散式。
この西寒多神社は、一本の木から咲き誇る藤の名所としても知られ、県内では宇佐神宮につぐ由緒ある神社でもある。【別府S記】
(写真)
出発前の体操/ 西寒多神社にお参り
もみじのトンネル/ 墓石が並ぶ旧道/
頭割れますよ!/ 霊山寺の山門
村上新道?の急登 / 霊山山頂
山桜a / 圧巻の山桜
本宮山 / 本宮山の櫓
本宮山 / 猫平展望台
猫平② / 猫平から別府湾の眺め
ぜんざい会
*2023年 3/26(日)雨/曇り 【花と文学と歴史を訪ねて】14名
(コロナ禍で延び延びになっていた「女子会」行事が久々に実施された。)
前日より雨続きで心配していたがやはり雨の行事となりました。
七瀬公園(7:30)集合、大分組10人で出発。長湯の道の駅で別府組4人と合流し参加者14人のバスハイクとなりました。快晴なら春から初夏にかけ花々を眺める事が出来るとおもいきや生憎の濃霧で、穏やかな田園風景や山々の景色を望む事は出来ません。しかし車中は何時ものように楽しいおしゃべりで弾んでいました。久住の町中を抜け、しばらくすると歴史の町白丹地区に着く、早速「相ヶ鶴・井手家の石蔵」を見学、火気や通気性に工夫された石積の蔵に感心しました。肥後街道の歴史も学びつつ、次に訪ねたのは米賀の石橋、文化財となっていて上流の滝とのコラボが絵になっている、風情ある光景に癒され心も体もリラックス〔再びたずねたい場所となりました〕。村上邸の樹齢300年以上の巨木の枝垂れ桜や庭園に咲く花々を楽しみ、さら肥後街道を西へ、参勤交代で通った苔むした石畳が朽ちて残っている県境の「三本松」に着く。道横にここから「豊後街道」の脊柱が立っている。この街道を坂本竜馬・勝海舟・吉田松陰達も歩いたと思うと感慨深いですね。歴史探索をひとまず終えバスは久住高原へ返し、石塔籠や歌碑を訪ねる事に。442号線沿いの南登山口付近にある野口雨情や与謝野鉄幹・晶子、北原白秋などそうそうたる歌人の碑を見学する。春の野焼き夏の新緑、秋の紅葉、冬の雲海や雪景色と季節ごとの絶景を楽しむだけではなく、文人達の歌碑巡りも九重の魅力となりました。その後パルクラブに寄りランチタイム。午後から「しだれ桜の里」へ、駐車場は満車状態。小雨でも満開の桜を観ようと多くの人で賑わっていました。偶然にも「猿回し公演」があり可愛らしい演技に拍手喝采!! 咲き誇る桜や水仙を堪能し13:50帰路へ!
参加して本当に良かったです。計画してくれた女性委員さん、会長の資料作りありがとうございました。参加された皆さんお疲れ様でした。 【C記】
(写真)
相ケ鶴・井手家の石蔵 /米賀の石橋
県境の三本松 /豊後街道の石畳
枝垂れ桜(木村家 /②枝垂れ桜(白丹地区)
南登山口の石塔籠 /久住高原の歌(赤川)
北原白秋歌碑(雨降り峠)/与謝野寛(南登山口)
しだれ桜の里 /猿回し見学
②しだれ桜の里 /雨も上がって記念写真
*2023年 3月4日『土』曇り 【和尚山周回】レベルB 参加者20人
8:45 体操をして出発です。すぐ前方に和尚山が見える。本日は周回コースなので堰堤先分岐で和尚山登山口の看板をチラリと見て左に進む、(鹿の死骸発見)幸先が良いのか悪いのか…。
20分程、畑や田んぼを見ながら歩くと右手に和尚山が円錐形に見えます(和尚山は台形のはずだが、見る場所で全く違って見えるのが面白い)。
衣服調整をして急登が始まります。休憩をとりながら名もなきピークに上がる、三浦さんの柚子で一息、鷹取山へ向かいます。
10:35 鷹取山頂上に着きました『382m』。 東方面の展望が開けている。景色を楽しんだら高原山へと進みます。
11:10 途中のピークで昼食、暖かい陽射しが春を感じます
11:38 出発2分前の声がかかります、今日は可愛い声ですよ!(鷹取山からリーダーが若狭さん、高橋さんに変わっている)
11:46 10分もせず高原山頂上『287.5m』(鷹取山から来たら、ここで右に90度曲がるところなので要注意)、和尚山へと進みます。
左手に由布、鶴見、八面山を見ながら、1時間程で和尚山頂上に着きました『327.2m』やっぱり山頂部は台形になっている。10分進むと座禅石です。僧法蓮が修行を積み、医術で民を救ったそうです。
急な下りが始まります、ロープを頼り慎重に、みんな滑ることなく下りました。
13:22、駐車場に着きました。300mチョイの里山とは思えない変化のあるルートで、今日も楽しい山行でした。皆さんお疲れさまです。「春近し和尚の石に胡座組む」 『記RM』
(写真)
まず準備体操/勉強会
正面が和尚山/正面奥が鷹取山
山に取付く/鷹取山
お弁当タイム/高原山(眺望なし)
(元)4人娘/和尚山
瞑想中の人/悟りの人?
無事下山/ツクシが…
*2023年2月18日(土)【湯沢台縦走】レベルB、 22名
今回は、くじゅうのマイナーコース(かくれた名山?)・湯沢台地を縦走する山行です。
三俣山から北へ向かって幅広い尾根というか湯沢台に向かってせり出している台地形の山です。
8時45分、吉部登山口駐車場を出発。今年3回連続のアイゼン装着の山行になるかと思ったが、前日からの3月中旬並みの気候のせいでザックに入れたまま。
大船林道から分かれて坊ガツルへの道を10分ほどの急登手前で衣服調整、黒土の急坂を登る。
さすがにこの間の20分間は参加者の会話は少なく、上り終えたところで、三浦さん手作りの柚子の甘露煮で一息する。三浦さんのザックの重量減と参加者の栄養補給の一石二鳥、会話も弾む。
9時40分、暮雨の滝を左下に見下ろす地点で小休憩。1月中旬には凍結していたというが、今は周辺に雪も見られず、普段より水の音が大きく感じられた。登山道の右脇に上湯沢台への急登コーズへの分岐を示すケルンがあるが、ここはそのまま直進し1時間程で七曲に着く(坊ケツル入口)
リーダーが長澤会長から村上さんに代り、七曲がりならぬ十一曲(誰かが数えたらしい)を上がり、10時55分、湯沢台縦走の南の起点、見晴らしヶ丘(1380m)に登り着いた。曇り空、風速7m。雨ヶ池から指山、三俣山、坊ガツル、平治岳と360度の絶景パノラマ。三俣山南面の谷筋には雪も残っている。上空には寒気が残っており三俣山の山頂には雲がかかっている。湯沢台地概念図が置かれていて、北へ向かって幅広い尾根というか大地が湯沢台に向かってせり出している様子が見て取れる。
南窪に下りて昼食をとり、ニセ上湯沢台を経て、北窪の中央部分を北進、1メートルほどの雑草や雑木の急登をかき分けて、12時35分、上湯沢台(1332m)に着いた。リーダーの役を仰せつかった私も木々に巻き付けられたテープの標識と頂上だけを見て直進したため、参加者の列も大きく伸びてしまいました、申し訳ありません。
上湯沢台からの激下り(北行き)は滑落注意。濡れて滑り易い黒土の急斜面に気をつけていたが、滑って転んだ者も数名といわずいた模様。私自身、長澤会長が下見で付けた目印のピンク色のテープを必死に探しながら、緩斜面のルートを見つける余裕もなく、うかつに枯れ枝を掴んだり、足を滑らせ木にぶら下がる格好になったことも。雪解けの水とくじゅう特有の黒土が、22名の参加者に思わぬ事態をもたらしたことはこの山行の大きな収穫?となりました。
14時10分、湯沢台地の北端、湯沢台(1085m)に着く。三等三角点のある平場より少し高い位置に数個の巨岩の積み重なる所があり、こちらが山頂かと思った次第。縦走完走。ここからはスタート地点の駐車場に向けて、ほどよく緩斜面になった登山道を下り、スケジュールどおりの15時00分に帰着できた。(報告:よっちゃん)
【写真】下に有り
吉部登山口 出発/最初の急坂
七曲り分岐/七曲りの急登も中々のモノ
残雪有り/草原に出た、向こうに坊ケツル
①見晴しが丘/三俣山はガスの中
②見晴しが丘 /上湯沢台
ヅルヅル滑る斜面を下る/意味不明の標識
最終目的地 湯沢台 /お疲れさま
*2023年 2/4(土)曇り 【雪の久住山と御池】参加者:女性13名、男性10名
(牧の戸峠登~沓掛山~扇ケ鼻分岐~西千里浜~久住分れ~久住山~御池~折り返し)
今日は土曜日、駐車場が心配で集合時間より早く8時過ぎには牧の戸峠に着く。案の定駐車場はほぼ満車、ということは約150台か。多くは県外からの登山者だ。うれしいことに登山口のトイレが利用できた。アイゼンを装着し9時5分登山開始。登り始めは段差のある長いコンクリート道。いつもならきつい道も踏み固められた雪とアイゼンのおかげで登りやすい。そう思ったのは僕だけではないだろう。
沓掛山展望所まで25分ほど、一気に登りそこで衣服調整を行う。沓掛山を過ぎるとさらっとした真っ白な雪が残り、歩くたびにギュッギュッと音をたてる。足裏でもそれを感じるので歩くのが楽しい。
10時33分扇ヶ鼻分岐で休憩。星生山を左手に見ながら西千里浜を進む。映画「八甲田山」で緒形拳演じる村山伍長が雪の中に座り込み春の八甲田を回想するシーンが頭に浮かぶ。僕だけ?
11時過ぎ避難小屋到着。最初こそガスに覆われていたが数分後には青空を背景にそびえ立つ久住山が望めた。感涙ものだ。久住分れから続くザレ場も雪とアイゼンのおかげで踏みしめて歩くことができた。
頂上手前の標高差80mを息を切らしながら登る。牧ノ戸から2時間半、1786.5mの頂上到着。遠くまで見渡す事はできなかったが、眼下の久住高原を見ることができた。北西の風が強くそして冷たい。素早く集合写真を撮り終わると風を避けられる岩陰で昼食。熱い湯を注いだ茶漬けがすぐ冷めてくる。カップ麺はどうなんだろう、近くで頬張っている人がいる。70度が麺のほぐれるギリギリだそうな。
20分ほどで下山開始。凍った御池が見たいとの声多数の為、御池に寄道をする。
12時27分御池到着、一月の寒波で厚く覆われた氷は乗っても大丈夫そうだ。亀裂はいくつかあったが、今しか見られない自然現象に心拍数も上がる。皆、寝転がったポーズだったり、先客が作ったであろう水鳥と一緒に記念撮影。10分ほど楽しみ後ろ髪を引かれながらも下山を開始。
午後の暖かい日差しのため雪はシャーベット状になり茶色いところもできていた。登りに比べ休憩回数も少なく14時半には登山口に全員無事戻ってきた。今回の山行は前回の由布岳に続き天候に恵まれ雪の久住山と御池を満喫することができた。新会員さんも良い思い出になったのでは。 日出:SM
【写真】
久住山遠景/アイゼン装着/出発
西千里ケ浜/避難小屋が下に見える
山頂までもう少し/久住山頂、風が強い
御池:氷上遊び童心に返って…
氷上遊び/氷上
下山中(星生崎の下)
*2023年 1月21日(土)晴 【由布岳東峰:正面コース】 (25名)
新年労山初山行は由布岳。雲一つない晴天。頂上は雪化粧で美しく最高のロケーション。晴男晴女は誰?今年も健康で楽しい山行できます様祈る。
8.40ゲスト参加の東様紹介、軽い体操後正面登山口を出発。空気が澄んで清々しい。
8.55日向越え分岐、衣服調整。
9.27合野越、休憩おやつタイム。
樹林帯を抜けると一気に視界が開け、久住連峰・涌蓋山が綺麗に見えるようになる。
9.58山頂まで1600mの標識地点。振り仰げば雪化粧した西峰東峰の双耳の岩峰が迫力をもって天を衝いている、絶景だ。 飯盛ヶ城を眼下に、目の前に広がる絵はがきのような湯布院盆地を眺めながら歩く。
10.20山頂まで1200mポイント、雪が多くなってきた。嬉しい。
10.40小休止、これから勾配のある岩陵地帯になる、岩場の急登の始まりだ。頑張ろう。その前にモグモグタイム。
11.10マタエ。ワクワクしながらアイゼン装着。東峰を目指す。樹氷が何とも美しい。
11.35東峰頂上着、わ〰️。思わず感動の声が出る。 高崎山・鶴見岳・別府湾大分まで一望。感動!絶景! 山頂が狭いので2回に分かれて集合写真を撮る。
11.50ランチタイム。青空の下樹氷に囲まれ最高の気分。晴男晴女に感謝。
12.20下山開始。途中ハングライダーが空を舞っているのが目に入る。心が安らぐ。
14.40無事登山口着。
最高の登山日和に恵まれ楽しい山行でした。 記:別府MW
【写真】
001:出発前の体操 002:本日の由布岳
003:天気良好、出発 004:少し雪が出てきた
005:森林限界を越えた所 006:急登が始まる
007:東峰が見える 008:マタエでアイゼン装着
009:気合を入れて東峰へ 010:一番苦しい所
011:樹氷がキレイ 012:一番乗りは誰
013:東峰山頂 014:西峰にも人が…